ハートフルコーチ養成講座上級/東京(1)
9月14日に行われたハートフルコーチ養成講座:上級・第1回にアシスタントとして参加させていただきました。
初級と同じく、自分の近況を伝えるチェックインから始まりました。どの方も初級の6か月を経て、深い学びの下、自己開示をしていらっしゃいました。日常の様々な場面でハートフルコミュニケ―ションの知識を活かしているんだろうと思い、また一緒に学んでいる仲間と支えあっているんだな、と心温まるチェックインでした。
今回のテーマは「子どもに対する人間観」でした。
その中で印象に残ったものが、相手の反応こそがコミュニケーションの結果であることでした。
「宿題やりなさい!」と子どもに言って、ぼーっとしていて宿題やっていなければ、それは伝わっていない、つまりコミュニケーションができていないということです。
私は塾講師をしていて、中2生あたりからいきなり態度が冷たくなる生徒がいます。それまでのように同じ対応で接すると、「は?」などといきなり言われたりします。
その時に頭ごなしで「なんだその態度は!」と言ってしまうとその生徒にとって良いコミュニケーションではありません。その時には「お、変わったな。そうか、だったらどうするかな・・・」と心の中で考えます。
最近も、中2生の男子生徒が似たような反応をしました。そこでその時さらっと流して、後日面談等で「最近何かあった?」と漠然と聞きました。そこでは生徒を急かさず相手のペースを保つようにしたところ、ぽつぽつと親との関係について話してくれました。
もし頭ごなしに注意してしまったら、ここまで話せてなかったのだろうな...と考えさせられました。
仕事柄、様々な生徒と毎日話しています。その毎日の中で子どもは少しずつ変化、成長していきます。その成長を見過ごさないで受け止めて、いかに柔軟に対応できるかを心がけていきたいと、
秋を思わせる気候の中、改めて考えました。
大堀貴
2014年09月20日(土)
No.91
(ハートフルコーチ養成講座::上級)