活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルキャラバンin横浜のご報告


8月6日(土)に横浜市都筑区の「ハウスクエア横浜」にて、チーム湘南主催ハートフルキャラバン「子どもの心のコーチング講演会&グループセッション」を開催しました。
ハートフルキャラバンとは、菅原裕子の講演会と、ハートフルコーチによるセッションを合わせて体験いただけるプログラムです。

この日は夏休み、8月に入って最初の土曜日でしたが、強い日差しの中たくさんの方にお越しいただきました。


前半は、子どもの幸せな自立のために親ができること、子どもに教えたい三つの力『愛すること、責任、人の役に立つ喜び』についての講演があり、子どもの気持ちを体験するために、参加者同士が親役・子役になって会話をするワークを行いました。 
子どものためを思って返した言葉なのに「こんなにグサッとくるなんて」「こんなふうに言われたら悲しい」そんな声が聞こえて、子どもの気持ちを聴く聴き方の大切さを改めて感じました。

後半は、参加者の皆さんに自ら選んでいただいたテーマでのグループセッションです。通常キャラバンではセッションテーマは1つなのですが、チーム湘南では、今回初めて、講演会の内容に沿った5つのテーマを用意し、皆さんのニーズに合わせてさらに深めたいテーマを選んでいただくことにしました。
初めての試みなので、10分休憩の間に、「テーマを選んでいただく→グループ分け→椅子の並べ替え→着席」とスムーズにできるのか。そして何より、参加者の皆さんに喜んでいただけるのか。そんな不安や心配がありましたが、ふたを開けてみると、ほぼ時間通りにセッションは始まり、どのグループもたいへん盛り上がっていました。
そして終了後のアンケートでは、「選択できた」ことに高い評価をいただきました。
テーマを選んだことでより深い話ができ、満足していただけたのだと思います。セッション終了後の参加者の皆さんの晴れ晴れとした笑顔と、温まった会場の空気がとても印象的でした。

また、今回は夏休みということで、参加者の小学生のお子様を対象に、子どもプログラムを同時開催しました。


前半はエコバッグに自由に飾りを付けて妖怪を作り、後半はその妖怪を舞台装置にした演劇を鑑賞する3時間のプログラムです。人数分の傑作妖怪エコバッグができあがりました。そして演劇が終わり、お迎えに現れたお母さんの姿に、まるで物語の続きのような感動的な親子の再会となりました。

今回、私はキャラバンの準備の真っ只中にチーム湘南のメンバーとなりました。「子育てに悩むひとりの母として、何かできることがあれば…」という、ほんの軽い気持ちからでした。ところが、先輩コーチたちの姿勢は違っていました。キャラバンをより良いものにするために、日々意見を交わし、足を運び、丁寧かつ情熱的に一つ一つ
作り上げていくのです。こんな私について行けるのか心配になりましたが、「できることをしよう」と気持ちを新たに情報のやり取りを見守っていると、あらゆる場面での対応が細やかで、これが今の自分に足りないものだと気づかされました。

キャラバン当日は、私は後半の司会としてグループセッションを見ることができました。セッションが進むにつれ、最初は硬かった参加者の皆さんの表情が笑顔になっていく様子に「ああ、この笑顔のために皆で頑張ってきたんだな」と嬉しさがこみあげ、同時にあの細やかさがあったからこそ、見られる笑顔だと思いました。

「サポートを必要としている人たちに、ハートフルコミュニケーションを届けたい」
キャラバンの準備をしているとき、何度も聞いた言葉です。
「これは子育てしている人を笑顔にできる活動なんだ」笑顔であふれる会場を見ていて、そう感じました。まだまだ自分のことで精一杯な私ですが、少しだけ、そのお手伝いができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、たくさんの人にハートフルの輪と笑顔の子育てが広がっていくと嬉しいです。
10月16日(日)には、埼玉県川口市でハートフルキャラバンが開催されます。ご興味がおありの方は、ぜひこちらのページをご覧ください。

http://www.heartful-com.org/html/02_03.html

チーム湘南/木村ますみ






2016年10月05日(水) No.165 (会員チーム活動::チーム湘南)

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