活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルキャラバンin川口のご報告


みなさん
こんにちは。チームさいたまの西澤久美です。

私たちチームさいたまは、10月16日(日)埼玉県川口市「 鳩ケ谷駅市民センター」にて、ハートフルキャラバン「 子どもの心のコーチング講演会&グループセッション」 を実施しましたので、その報告をさせていただきます。

「ハートフルキャラバン」とは菅原裕子の講演会とハートフルコーチによる、 ハートフルセッションを合わせて体験いただけるプログラムです。 今回のキャラバン開催は、チームを立ち上げた4年前からの目標で、 半年以上かけて準備をして、やっと実現することができました。
そのキャラバンで私たちが掲げた目標は、当日を満席で迎え、 ハートフルコミュ二ケーションを待っている人に届けることでした 。ですから、電話やチラシを手に参加を呼びかける時も、 どんな講演会なのか、参加するとどんな良いことがあるのかを、 一件一件丁寧に言葉で説明していきました。 その熱意が伝わったのか、定員60名のところ、 申し込みが78名で、当日は63名の方にご参加いただきました。 なかでも特に私たちが嬉しかったのは、 子育てに関心がある大学生からお孫さんがいる方まで、 幅広い年齢の方の申し込みがあったことでした。

キャラバン当日は、朝から秋晴れの穏やかな天気のなか、 たくさんの方が会場へと足を運んでくださいました。 会場の多目的ホールは地下鉄「鳩ケ谷」駅の真上2Fにあります。 受付テーブル前は丸く吹き抜けになっていて、 天井の窓ガラスから太陽の光がサンサンと降り注いでいました。 開演前から温かさが広がり、 来場される方々の笑顔が印象的でした。


キャラバンの前半は、子どもの幸せな自立のために親ができること についての講演でした。ハートフルコミュ二ケーションでは、 子どもに教えたい3つの力として、愛すること、責任、 人の役に立つ喜びを伝えています。
うなずきながら聞いている方や 前方のスクリーンを見て熱心にメモを取る方がいらっしゃいました 。ロールプレイによって子どもの立場を実体験できるワークでは、 普段悪気なく遣っている言葉が子どもにしてみれば「わぁ〜 嫌な気持ちなる」とわかって、 子どもの気持ちを理解できたという声や、 伝え方を少し工夫することで「お〜沢山話したくなる」 と笑顔で話す声が、あちこちから聞こえてきました。
そして、 参加者の醸し出す温かな空気のなかで行われた講演最後の「 ひび割れ壺」の朗読では、 目頭をハンカチで押さえている姿も見られました。

キャラバン後半のセッションでは、 13グループに分かれて講演を聞いての感想や「愛すること」 をテーマに語り合いました。
私のグループの参加者は大学生から小学生の子どもを持つお母さん方でした。子どもの「良いところ探し」をしたとき、 参加者のひとりから「今、こんな事で悩んでいます」 という話が出ました。 するとグループのみなさんが真剣に話を聞き「 私もそんな気持ちになったことあるよ」とか「 どうしたら良いんだろうね」と、 その人のために考える時間になっていきました。 話をしていくうちに本人のなかで気づきが起こり、「これだった! 」という答えが見つかりました。
グループのみなさんが安堵し笑顔になっていく様子をみて、 私は改めてセッションの必要性を肌で感じました。というのは、 今日のように、参加者同士が語り合うことで、 子育てがより楽しく楽になるヒントを見つけることができると実感 したからです。
参加者のアンケートでも、「 子どもの話を聞くことが大事だとわかった。 教わったことをやってみたい。 子育てしている全ての人に知らせたくなった。 友達に話しても解決しなかった事が解決できた」 等うれしい感想をいただきました。

キャラバンを振り返ってみると、 私たちが参加された方に届けることができたことは、 二つあると思いました。
ひとつは、自分の考えや気持ちを見つめ直す時間です。 子育て中の方もそうでない方も、「今のままで良いのかな?」「 もっと良い関係を築きたい」などの悩みや望みを口に出すことで、 自分の未来像を真剣に考えることができたと感じました。
二つ目は、学ぶことの楽しさです。講演やセッションで、 今まで気づかなかったことに気づいたり、 自分の考えを再確認したり、自分の思いを伝えたりすることで、 参加者の顔が自然にほころび、笑顔に変わっていきました。 そのような様子を見て、私たちも嬉しくなりました。

最後にこの場をお借りして、 今回のキャラバンに関わっていただいた、全てのみなさまに、 感謝の気持ちを伝えたいと思います。 本当にありがとうございました。

チームさいたま 西澤久美









2016年12月09日(金) No.164 (会員チーム活動::チーム埼玉)

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