活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第32回ハートフルクラブ


3月5日に東京都・成城ホ−ルにてハ−トフルクラブが開催され、「ハ−トフルコミュニケーション版クロスロ−ドゲーム」が行われました。
クロスロードゲームは元々、阪神大震災後に、災害対応でのジレンマを伴う状況が素材となって作成されたカードゲ−ムです。このゲ−ムを子育てのなかで活用できないかと、群馬県でjハートフルコミュニケーションの活動をしているチ−ムGが5年の歳月をかけ作り上げました。

当日は小学生を含む5〜7名×7テ−ブルの参加者で、8問の問題を行いました。

「あなたは年少さんの子どもの母親です。子どもは時間をかければ自分で靴を履けます。
もう幼稚園に行く時間です。子どもは靴を自分で履こうとしていますが、もたついています。
あなたは靴を履かせますか?」
こんな問題に答える時には、「時間があれば待てるのに」など皆さん葛藤をしていたようです。

葛藤しながらカ−ド(YesまたはNo)を選択し、テーブル毎にどちらのカードが多かったかで勝負をします。勝敗が決まるたびに歓声が上がっていました。勝敗後にお互いのカード選択の理由をシェアする場では、たくさんの気付きがあったようです。
ゲ−ム後の感想では、「子供と真剣に話した事がない事に気付いた」「異なる意見が自分の中にあるのが分かった」等多くの意見が出されました。

チ−ムGでは、より多くの葛藤を起こすには?親と子のどちらの問題なのかに気付かせるのには?といったことや、子どもの様々な年齢や状況を考えて問題文を作ってきました。
五年間で作った61問の問題の中から10問をピックアップし、「ハ−トフルコミュニケーション版クロスロ−ドゲーム・貸出用第1号」をやっと完成させることができました。
このハ−トフルコミュニケーション版クロスロ−ドゲームが、子どもとの関わり合いを考えるきっかけとなる楽しいツールとして広まってくれることを願っています。

2017年03月27日(月) No.128 (ハートフルクラブ)

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