活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

セミナーin大阪/子どもを幸せに導くしつけのコーチング(4)


4月23日(日)に大阪でハートフルセミナー(シリーズ全4回)の最終回が開催されました。
今回のテーマは、「思春期の見守り方」です。
お子さんが思春期の真っただ中にいて、待ったなしの悩みを抱えた参加者の方も多く、この回のためにシリーズの最初から参加しました、という声も何度か聞きました。

今回も最初の自己紹介の時に「何のためにこのセミナーに来たのか」を話す場面がありました。
皆さん自分の今の気持ちを素直に話されていました。笑いがあったり、涙で言葉に少し詰まったり、また聞いている方も大きくうなずいたり、心の中で応援しているふうであったりと、4回目のセミナーだけあって温かい雰囲気がスタートから会場に漂っていました。

セミナーでは、思春期は子どもにとってどんな時期であるのか、親はどのようにかかわっていけばよいのか、などたくさん学びました。
そのなかで私が一番心に残っているのは、「子どもが問題を抱えている時、問題を所有するのは子どもであって親ではない。親は悩むのをやめて子どもに返しましょう」という言葉です。
講師の菅原が悩みを手にすくって子どもに返す仕草をしました。
心がすっと軽くなりました。

私の3番目の子供は今中学1年生になり、思春期真っただ中です。
息子は小学校の高学年の頃から、学校に行くことや宿題をすることにやる気をなくしてしまいました。
学校に行く前は、ぎりぎりまで寝転んでいるので、髪はボサボサ、歯も磨かず、忘れ物もいくつかしているような感じで家を出ていきます。
宿題のプリントを失くしてしまったり、宿題が何なのかわかっていないときもあります。
「もう学校行くの嫌や〜」「宿題なんかやってもまた出されるだけや〜」「勉強なんて小学校までの内容で十分やの。」
こんな言葉を毎日くりかえします。
そんな言葉を聞くたびに私も憂鬱な気持ちになります。
この子は将来自立できるのだろうか、自立させるために私はどうしていったらいいのだろうか、頭の中でぐるぐる考えてばかりです。
また、遅刻しそうな時には、「そろそろ行きや〜」と、
ぼーっと長時間寝転んでいる時には「宿題終わった〜?」と、見かねて声をかけていました。
知らないうちに息子が考えないといけない悩みを親である私が抱えていました。

セミナーを受けてから息子を観察してみました。
どんなに遅刻しそうでも、声をかけずに我慢しました。息子は、髪はボサボサだけど、ぎりぎり間に合う時間に家をでて行こうとします。
いくら長時間寝転んでいても見て見ぬふりをしました。嫌々ながらも宿題もなんとかやっていました。
ちゃんと葛藤していたんだ! 私が思うタイミングや姿ではないけれど葛藤していたんだ! とようやく気づくことがでしました。
私にできることは、「ほんまやな〜、宿題たいへんやな〜」と気持ちを受け止めてあげることでした。
「疲れてるけど頑張って宿題してるな。」と認めてあげることでした。
時には、おいしいおやつをそっと出して、励ますことでした。
まだ数日しか経っていませんが、「うるさい」、「わかってる」「放っておいて」と言われる代わりに、笑顔での会話が前よりも多くなったと思います。
子どもを信じて悩みを返そう!よく子供を観察し、その子のペースを考えて、待って、待って、、、愛情いっぱいのサポートをいつでもしよう!と改めて思いました。
セミナーを受けることができたことに感謝です!

5月13日(土)に大阪で無料のハートフルクラブが開催されます。大人気のエニアグラムに基づいた内容です。
ハートフルコミュニケーションを知って、「大変な時もあったけど、子育て楽しかった〜!」と言える人がたくさん増えますように。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

ハートフルコーチ・桜井美紀 




《 今後の関連プログラムのご紹介 》
 ▶関西地域開催プログラムは>>>第33回ハートフルクラブ(大阪)「エニアグラムで学ぶ “人は9人9色”」
 ▶セミナーに関心のある方は>>>セミナー「子どもを幸せに導くしつけのコーチング」



2017年05月08日(月) No.132 (セミナー::in 関西)

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