活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/東京(3)


6月11日(日)にハートフルコーチ養成講座初級3回目が開催され、アシスタントとして参加しました。

養成講座は毎回チェックインからスタートし、ハートフルコミュニケーションの考え方のレクチャーとワーク、コーチングの勉強と続き、チェックアウトをして終了です。

チェックインでは受講生それぞれがこの一か月に取り組んだ課題、頑張ったこと、上手くいったこと、上手くいかなかったことなどを振り返り話します。
みなさんのチェックインを聞きながら、私は自分が講座を受けていたころのことを思いだしていました。2007年ですから今からちょうど10年前です。

そのころの私はどっぷりと深い穴にはまり、どこへ向かったらいいのか光さえ見えていない状態でした。苦しかった時期です。
そんな私ですが、養成講座をきっかけに学び続けたおかげで、今では生きるのがとても楽になったと感じています。
そして、あのころの私自身にもほかの誰にも想像がつかなかったと思いますが、今ではハートフルコミュニケーションを伝える側になっています。
受講生の方たちの真剣な話を聞きながら、私は、「きっと大丈夫。頑張っている今を懐かしく振り返る時が来る。自分から学ぼうと一歩踏み出した自分自身をほめてあげて」と心の中で応援していました。

チェックインの後は「責任」について学びました。
ハートフルコミュニケーションでは、「責任」とは、なにか起こった出来事に対して反応する能力(Responsibility)であるとお伝えしています。

人のせい、世のなかのせいにして、「被害者」でいることは蜜の味であると管原は言います。
初めてそう聞いた時には、「こんなに辛い状況なのに、なんでだぁ!?」と思った記憶があります。でも確かに、人のせいにしているうちは自分から動かなくても済むので楽なように見えます。ところが状況は良くはなりません。

そこで10年前の私は、教わったことをとりあえず素直にやってみることにしました。
起こった出来事に対してどうしたらいいか考えて、自分でできることを試してみるということを続けました。失敗もしつつ、自分で状況を変えることができるんだという経験を重ねてきました。

まず親の私がこうして反応する力を意識して日々実践してきたことでが、子どもたちにとっても「責任」を学ぶ機会になったようです。
これからの子どもたちは、私には想像できないような世の中を生きていくことになると思います。
ですが、「反応する能力」さえあれば、たとえ未経験なことや困難な状況に出会ったとしても、この子たちは自ら考えて乗り越えていけるだろうと今は信じています。

最後に、毎日配信されるハートフルメッセージの中で私の一番のお気に入りをご紹介します。
「自分が動けば、世界が変わる。」

ありがとうございました。

ハートフルコーチ・中込奈緒美 






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