活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/大阪(1)


7月13日(日)大阪にて、4年ぶりにハートフルコーチ養成講座が開講しました。
関西初の養成講座が開講したのが5年半前、その時受講しハートフルコーチとなった私は、今回アシスタントとして講座に参加しました。

会場がオープンすると、受講生のみなさんが続々入場。今回の受講生の中には、昨年8月から今年4月まで開催されていた
ハートフルセミナー(全4回)を受講された方も多く、会場のあちこちで「お久しぶりです。その後どうですか?」という久しぶりの再会を喜ぶ声も聞こえてきました。
また、ハートフルコミュニケーションの講座に初めて参加した方、関西以外の遠方から参加された方もおられました。

開始時刻になり、講師の菅原が話し始めます。受講生は静かにその声に耳を傾けます。菅原がハートフルコミュニケーションについての話に続いて、この講座で何を学ぶのかを話します。受講生は、まるでその言葉一つ一つを体全体で受け止めているかのように真剣な面持ちで頷いていました。

その後は、ハートフルコミュニケーションでは恒例のチェックインです。受講生が一人ずつ自己紹介をしながら、この講座に参加した目的を話します。言葉にすることで、改めて自分の気持ちに気づくことのできる大切な時間です。
私自身も経験がありますが、自分が話した言葉を自分で聴くことで、改めて自分の思いに気づいたり、気持ちを整理することができます。受講生の皆さんも子育ての悩みを解決したい、仕事に役立てたいなどそれぞれ話すうちに、「相手(子ども)をなんとかしたい」という悩みから、「まずは、それを受け止める自分自身を整える必要がある」ということに気づき、自分の目的を明確にしていきました。他の受講生もその変化を感じ取り、新たな気づきへとつながっていきました。チェックインの中にも多くの学びと気づきがあり、全員が話し終えるころには、お昼も回っていました。

昼食をとり、午後からは、体験ワークをしながら学びを深めていきました。
まずは、リフレーミングです。私たちは普段、無意識のうちに物事を見るときに使っているフレーム(視点)を持っていて、そのフレームを変えることで同じ物事を肯定的にとらえることができます。私たちがどんなフレームを持っているのか?それをどう肯定的に変えることができるのかを学びました。
受講生の中にアシスタントも入り、一緒に体験ワークをしました。否定的に思っていることを、それぞれの視点で肯定的に変えていくと、受講生の表情がどんどん明るくなって「そうか、そう考えれば、嫌なこともプラスに思えてきて幸せな気分」と、会場に笑顔が広がります。その受講生の心の変化をそばで感じることができ、私自身もいろいろな視点を持つこと、プラスに目を向けることの大切さを再確認できました。

つぎに、講師の副島のよるコーチングの基本についての学習です。コミュニケーションで相手に与える印象は、言葉だけではなく、表情や姿勢なども大きく影響することや傾聴について学びました。ワークを通して傾聴の難しさを実感した受講生は、これから日常生活で意識しながら、実践していくことになります。

そして、講座の締めくくりは、全員によるチェックアウトの時間です。各自が今日の気づきと次回講座までの一か月間、実生活の中で取り組む課題について話しました。
受講生の中には、子育てに悩みはないが仕事に役立てたいという目的で参加された方も複数いましたが、チェックアウトの時には、「仕事に役立てるのはもち
ろんですが、自分の子どもともっと話したい、話を聴きたいと思いました」と言われていました。
また、「子育ての悩みと思っていたけど、夫婦、家族みんなとの関わり方に課題を見つけた」という話もありました。
受講生の皆さんにとって、今日一日が自分を見つめる良い時間となったことが感じられ、アシスタントとして良い場を作ることができ、嬉しくなりました。

養成講座では、受講生に様々な変化が起こります。今回もアシスタントとして、間近で受講生の様子を見て、多くの変化を感じることができました。その変化は、きっと受講生の皆さんの成長のきっかけとなると信じています。
これから半年間、アシスタントとして、受講生の皆さんの変化を見守っていきたいと思います。
次回、受講生のみなさんが課題に取り組んだ成果をお聞きするのが楽しみです。 

ハートフルコーチ・豊田園子 

   

     

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