活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

実践教室/子どものしつけのコーチング(3) 思春期


3/17 神奈川県川崎市で実施された、実践教室「子どものしつけのコーチング 思春期」に参加しました。

参加者は思春期のお子さんをお持ちの方、仕事で子どもと関わりのある方、
全3回通しての参加されている方や、今回初めて参加されるという方まで、様々でした。
午前中にリズミックムーブメントについての勉強会があり、全国各地からハートフルコーチも参加していました。

「子どものしつけのコーチング」第3回目のテーマは、「思春期の見守り方」です。

思春期とは、親を避け自分と向き合い、何のために生きるのかを模索する時期だとの講師菅原からの話に、参加者はうなずきながら聞き入っていました。
また、思春期の子どもは不機嫌が仕事・怒るのが仕事という言葉に、参加者も温かな笑みを浮かべていました。

私は、このセミナーの中で「子どもの葛藤や問題を見守る」親の姿勢について、改めて考えさせられました。
「ゲームをやりたい自分」と「宿題をやらなければならない自分」との間で葛藤する子ども。
しかし、親の「早く宿題をやりなさい」という言葉の登場によって、親をどう避けるのかの問題に子どもの意識が移ってしまうとのことでした。

私の家庭でも、同じような場面がありました。
小学2年の息子は、「遊びが楽しい自分」と「宿題をしなければならない自分」との間でよく葛藤をしていました。
私は同じ場面を何度も目にし、宿題をやることをうまく促したつもりで、息子から葛藤する心を奪っていました。
目先の行動の善し悪しが気になり、息子が心の中で抱えている葛藤を見守っていない自分に気付いていませんでした。

しかし、このセミナーに参加してから、息子のそんな姿が違って見えるようになりました。
これまでの「宿題大丈夫なの?」という心配は、「あぁ、今葛藤してるんだな・・・頑張れ!」と心の中でのエールに変わりました。
しばらくすると、「うーん、宿題やらなきゃ・・・」との息子のつぶやきが聞こえました。
息子は、宿題をやらなければならない状況をわかっていました。
私はセミナーに参加したことで、子どもの葛藤を見守ることや信じることの大切さに改めて気付くことができました。

セミナーのはじめに講師の菅原から、親は子育てを通して成長することができる、これまでの親自身の成長に積み残しがあったとしても大丈夫と、心強いメッセージがありました。
親の私にできることは、子どもを信じること、よく話を聴くこと、そして見守ることです。
セミナーでの学びを活かし、これからたくさんの愛で子どもを見守って、よりよい関係を築いていきたいと思います。

ハートフルコーチ 門井智子 





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