ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

親の思い、子の思い


こんにちは、新メンバーの渡辺寿子です。北の街・札幌から日々の思いを赤裸々に(?!)に綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 
 三谷さんからのメッセージ「いろいろな捉え方がある」ことを心にとめると、自分とは異なる意見にも『なるほど!』と新しい考え方を楽しむ余裕が生まれそうです。お互いを尊重しあうことがコミュニケーションの第一歩ですよね。
 
 さて、私からは現在高校3年生の娘との出来事をお話ししたいと思います。

 
 2年生の終わり頃、彼女は大学ではなく専門学校への進学を決めました。一人でオープンキャンパスに行き、資料を揃えて私に話してきました。親としては大学進学をするのだと考えていたことを話し、夫も交えていろいろと話し合った末に娘の希望を受け入れました。
 
 そんなある日、彼女はイライラしていました。でも、私と夫はあえてそれには触れずに、子供が大学に合格したという友人の話や仕送りは大変だね〜などと世間話をしていました。するといきなり「お母さんは、私が大学に行かないから恥ずかしいんでしょ。」と涙声で言うのです。
『え〜!なんで〜?私、何か言ったっけ?』と自問しましたが、さっぱり思い浮かびません。隣の夫と顔を見合わせた後、娘に向かい「全然そんなこと思っていないよ。どこに進学しようとあなたは私たちの自慢のむすめさ〜。」と言いましたが、彼女はまだ不満げに「ふ〜ん。」と言うだけでした。

  数日後、「クラスの中で専門学校への進学を決めているのは少数で、何かにつけて『専門(学校)は楽だよね』と言われる。」と娘が話してくれました。
 『あ〜、そうかぁ〜。自分が決めた進路につて不安になって、私たちにぶつけていたんだ。親の了解は取ったけど、まだまだ現在進行形で検討中なんだ〜。』と納得しました。
 その後も、仕事をしている私の机にやって来ては、何のための大学なのか、したい仕事が先にあるなら専門学校でも良いのでは・・とまるで自分の心と対話するように、私を相手に何度も語る姿を見ると、『親が邪魔をしなければ、子供は自分の中に生ずる悩みとだけ十分に向き合えること』を実感し、聞き役に徹しました。そんな時は、真剣な表情の娘に対し『ふふ、悩んでるねぇ〜。』と、つい頬がゆるむのでした。
 今彼女は「当分みんなは勉強で忙しいから、私も専門学校の試験の後、役に立ちそうな検定を受験する。」と新たな目標を見つけ、また一歩進み始めています。
 
 ある程度成長した子供の場合、親の役割は見守ること。大人として意見は言うし、一緒に考えたりもします。でもその後、本人が納得して決めたことには全力でサポートする。それだけで良いのだと再確認できました。
 上の子2人の時には自分の心配をぶつけてしまい、後から反省しましたが、3人目にしてやっと“見守り”を実行できそうです。親もこうして学んでいくのですよね。
 
次回は、同じく新メンバー さいたま市の斉藤由美子さんです。斉藤さん、バトンをお渡ししますね〜!

札幌市/渡辺寿子





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