ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

ありがとう


先日、近くの公園で梅の花が咲いているのを見つけました。
春の気配を感じてちょっぴり嬉しくなった京都の桑原です。

前回のともみんの「ラジオのチューニング」という話は、私の中には無かった視点でとても新鮮でした。
なるほど、自分も相手も心地よい調和音になる周波数がきっとあると信じていれば、不協和音もイラッとせずに済みそうですね。
私も楽しみながら周波数を合わせてみたいと思います。

さて、ジ〜ニ〜、ともみんに続き、私も今回でこのブログを卒業することになります。
文章を書くことがあまり得意でない私にとって、このブログは本当に苦労しました(笑)。
それでも走り続けて来れたのは、影で支えてくれたブログチームの仲間と応援してくださった皆様のお陰です。本当にありがとうございました!

そして、 我が家も長男が高校を、次男が中学をこの春卒業します。
そんな中、先日、長男から
「あ、俺、明日で弁当ラストだから。」と報告がありました。
高校3年生のこの時期ともなると、各自受験対策のようで、授業はもう殆どないそうです。

とはいえ、中学生の弟と妹のお弁当作りがあるので、長男ひとり分が減ったところでそんなに手間は変わりません。
なので、「あら、そうなの? 了解。」と軽い気持ちで返事をしていました。

翌朝、駅まで車で長男を送っていったとき、
「お弁当、今日で最後なんやね?」と確認の意味で聞いたところ
「あ、うん。今までありがとう!」と言って彼は車を降りていきました。

私は、思春期真っ只中の彼の口から「ありがとう」なんて言葉が出るとは思ってもいなかったので、車の中で暫し呆然としてしまいました。

「ありがとう!」なんて言われると、いやいや、残り物詰め合わせただけの時もあったし、冷凍食品ばっかりの日もあった。
おかずはワンパターンだし、卵焼きを丸める時間がなくてクチュクチュのままの事もあった。
それどころか、私が出張でいない時には、自分でおかずを詰めて行ってくれたよね。
そもそも、親がお弁当を作るのは当たり前で、「ありがとう」なんて言われる事してないよ〜。
そういえば、どんなお弁当でも、彼は文句ひとつ言わなかったなあ。
あ〜〜、もう少しいろんなおかずを作ってあげればよかったな〜〜。
最後のお弁当ぐらい、もっと豪勢にすればよかった!いつもと同じだったよ〜〜
・・・・・などといろいろな想いが駆け巡りました。

そして、いつの間にか大きくなったんだな〜〜という嬉しさと、もう自分の手元から離れていってしまうんだという淋しさとが渦巻いて後から後から涙が溢れてきて止まりませんでした。

「ありがとう」という言葉はこんなにも人の心に影響を与えるのですね。
改めて「ありがとう」という言葉の重みを噛みしめた出来事でした。

私もこの「ありがとう」という言葉を大切に、そしてきちんと周りの人に伝えていきたいと思います。

さあ、春はもうそこまで来ています!
子育ての総仕上げとして、長男に「ありがとう」という言葉を伝えながら、一緒に過ごす残り少ない時間を楽しみたいと思います。

今までブログを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました!
そして、これからもよろしくお願いします。

最後のバトンをオーストラリア在住の久美さんに繋ぎます!
久美さん、任せたよ!

京都府/桑原修子 





                      

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