ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

短所は長所


倉敷の豊田です。りえちゃんの息子さんへの「手当て」の話、心がじんわりとあったかくなりました。

私よりどんどん大きくなっていく息子たちにも、いつまでも「手当て」する気持ちを大切にしたいなと思いました。

我が家の長男は高校三年生で、大学進学を志望しています。
とてもマイペースな性格で、あまり先のことを考えない長男は未だ部活動中心の生活で、受験のことを考えている様子もありません。「部活終われば、考えるから」と、のん気なものです。
それとは対照的に母である私は、常に先のことを考える性質で、前もって準備したり、調べたりが当たり前です。この長男と自分の性格や考え方の違いを理解できるようになるまで、私はずっと長男のペースも考えず、必死に急かして、それでも常にマイペースな長男は動かず、私一人が空回りしていたように思います。

そんな空回りを繰り返していた私は、「のんびりした子なのね」と思うしかなく、声かけした後は、ただじっと待つしかなく、どうしたらいいのか、いつも考えていました。

そして長男が思春期に入る頃、私は『子どもの心のコーチング』の本に出会いました。本を読んで、講演会や地元のセッションに参加したりしてハートフルコミュニケーションを学ぶことで、今まで心配していた長男のマイペースさも、見方を変えると、「周りに惑わされず、自分の考えを持っている」というプラスの面があり、実はとても良いところで、その良さを認めて伸ばすことが大切なんだと思えるようになりました。そう考えて、長男をよく観察すると、のんびりはしているものの、決してやらないわけではないこと、本人のペースで考えながらやっていることに気づきました。
今では、本人のペースで本人の納得いくように頑張ってくれればいいと思えることができ、見守れるようになりました。

そして次男と三男に対しても同じように、今まで気になっていたところが、見方を変えるだけで長所や個性に思えてきました。そうなると、親として、その部分をどう伸ばしていこうかと楽しく考えられます。見方一つで“短所が長所に変わる”なんて、すごい発見!

そんな自分らしく楽しくできる子育てを見つけることができたハートフルコミュニケーションとの出会いから、今度は私がハートフルコーチとして、ハートフルコミュニケーションを伝える活動をしています。
現在は9月16日に大阪で開催する『子どもの心のコーチング講演会&グループセッション』の準備を仲間とともに進めています。かつて、私がそうだったように、この講演会が参加者のみなさんの子育てに生かせるヒントを見つける機会になればと思い、ワクワクしながら開催準備をしています。

さて、7月に入り、高校3年生は部活動も最後の大会を終えれば、卒部シーズン。
我が家の長男は、9月の文化祭までは活動があるようなのですが、練習自体は毎日ではなくなります。日頃から長男が「目標が決まれば、オレは頑張れる」と言っているので、どんな目標を決めて本腰モードになるのか、見守りたいと思います。もちろん、いつ動き出すかは本人次第ですから、親として忍耐も必要ですが、たまには、「どう?」と声をかけ、大学や将来のことについて話したりしながら、程よい刺激を与えつつ、長男の成長過程をじっくりと楽しみたいと思います。

では、バトンを北海道の渡辺さんへ。北の国の夏はいかがですか?

岡山県/豊田園子 





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