ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

勝手な思いこみ


3月に入り、晴れの国おかやまでは、春の訪れを感じられるようになりました。
倉敷の豊田園子です。

りえちゃんの年度末のご褒美は、読んでいる私にも、生徒の皆さんの成長と笑顔で楽しむ姿がいきいきと伝わってきました。きっと、その学びが自信となって、卒業後もそれぞれの道で生かされていくのでしょうね。

さて、今回は子どもとのやりとりで気づいた自分自身の「勝手な思い込み」についてお届けします。

我が家には息子が三人いるので、とにかく洗濯物が多いです。ところが、私の住んでいる町は、東西が山で、日照時間が短いのです。お天気だからとたくさん洗濯して干しておいても、外出から帰ると、お日さまはいつの間にかどこかに消えて、せっかく干した洗濯物が冷たくなっていて、がっかりすることがよくありました。

ある日、帰宅してすぐに、冷たくなった洗濯物を抱え、家に入ると、息子たちが先に帰宅して、みんなで楽しそうに遊んでいます…。
「あ〜帰ってるんなら、洗濯物入れてほしかったなぁ」
ひとり言のようにぽつりと言う私に向かって、息子たちは
「えっ? それなら言ってくれればいいのに」
…? それって、言えば入れてくれるってこと?? それなら、お願いしてみましょう!
早速、休日で息子たちが家にいて、私が用事で一日出かけることになった時に
「今日は帰りが遅いので、暗くなる前に洗濯物を入れておいてくれる?」
そうお願いして出かけました。
用事が終わり、帰宅すると、外に洗濯物はなく、息子たちが取り込んでくれていました。
今までずっとお願いもせずに、どうせやってくれないと私が勝手に思い込んでいただけなんだと気がつきました。
「ありがとう。助かりました。また、お願いね」
息子たちに満面の笑みでお礼の気持ちを伝えました。
それからは、息子たちより私の帰りが遅い時にはお願いすることにしました。

しかし、冬に入り夕方から冷え込む季節になったころ、帰宅すると洗濯物が出たままになっていたことがありました。“あれ〜? 忘れたのかな?”と思いながら
「暗くなる前にお願いって頼んだよね?」と聞くと
「まだ、暗くなってないよ。」と返事が返ってきました。
“日が陰ってきたけど、確かにまだ暗くない。でも、冬は冷え込むから早く洗濯物を入れてほしい”、そう思った私は
「冬は冷たくなるのが早いから、今度からは4時前には洗濯物を入れてね」
と、具体的に時間を決めてお願いすることにしました。
すると、その後は時間になったら洗濯物を入れてくれて、忘れることもありません。ただ、私がお願いし忘れた時には、取り込まれていないこともありますが、今は、お願いしたことを気持ち良く引き受けてくれている息子たちに感謝しています。 

『洗濯は私の仕事。他の誰もやってくれない。手伝ってくれない』と勝手に思い込んでいたことが、実は相手が私の大変さに気づいていなかっただけだということがわかり、他にも勝手に思い込んで、一人で腹を立ててることがあることにも気づきました。
今では、自分の手伝ってほしい気持ちをそのまま伝えて、具体的にお願いし、息子たちにもいろいろ手伝ってもらえるようになり、私も助かっています。

では、次のバトンは、北海道の渡辺さんへ。よろしくお願いします。

岡山県/豊田園子 




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