ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

マシュマロ・チャレンジ


みなさま、こんにちは、群馬のともどんです。
杉本さんのように「山登りと人生」、「○○と人生」など、いろいろなものに
例えると見えてくるもの、たしかにありますね。

さて、この週末、梅雨入りしてから、久しぶりの晴れ間に、思いっきりレジャーを楽しんだ方も多かったのではないでしょうか?
私も、この週末は、つくば市にある宿泊施設にお泊りに出かけました。
といっても、レジャーという訳ではありません。私が所属する、あるNPOの運営メンバーの合宿研修。
この1年間、毎月行う勉強会の企画や、運営を中心的に行うメンバー同士のチームビルディングを行うのが目的で、私はその研修のファシリテーター(案内役のようなもの)としての参加でした。

その研修に、参加者の一人が、子連れで参加することになりました。
小学2年生の彼は、お父さんと2人で、見知らぬおじさん、おばさん達と一晩過ごしたのです。
土曜日の午後からスタートする研修。少し早めに着いた彼らは、やはり早めに
着いた他のメンバーと一緒に、その宿泊施設の周りに広がる森やキャンプ場の
中を散策したようです。森の中には池や小川があり、そこにはザリガニやドジョウなどがいて、興味津々のようでした。

研修が始まり、まずは自己紹介。この2日間、呼ばれたい名前と、今の気持ち
を伝えます。彼は事前の散策で、他のメンバーからJr(ジュニア)と呼ばれ始めていて、それが気に入ったようで「ジュニアと呼んでください」と自分を
紹介しました。(ちなみに、研修には一参加者として参加してもらいました)
その後、早速アクティビティに入って行くのですが、そこでのお約束事。
まず、自分以外にバディ(相棒)を3人決め、アクティビティをやっている間、そのバディを観察して良かったところを付箋紙に書いて伝えましょうというもの。
小学生には無理かなぁと思いながらやってもらうと、無理どころか泣かせるコメント「さっきは、川に落ちた靴を拾ってくれて、ありがとう」。
どうやら、午前中の散策の時に小川に足を踏み込んでしまいメンバーの一人に
助けてもらっていたようです。

その後もゲーム要素の多いチームビルディングのアクティビティの時には一参加者として、立派に役割を演じてくれたジュニアくん。

2日目の最後のアクティビティはマシュマロ・チャレンジ。
スパゲティ(乾麺)、粘着テープ、ひも、マシュマロと与えられた道具を使って18分間で、できるだけ高い塔をつくるというもの。てっぺんにのせたマシュマロまでの高さで競います。
4〜5人のチームでアイデアを出し合い、作業分担しながら進めますが、ジュニアのいたチームは残念ながら塔が立ちませんでした。
実はこのゲーム、ビジネススクールなどのグループでやると、塔が立たない
ことが多いと言われています。何故かというと、常識にとらわれて、どんな
構造にするかの話し合いに時間を使ってしまい、塔を建てるための作業の時間が無くなってしまうのです。
一方で、小学生のチームの方が、全体の平均値よりも高い塔を建てることが多いと言われています。これは失敗を恐れず、何度も何度も作り変えるうち、より高くできる構造を見つけだせるからなのだそうです。つまり、ジュニアの入ったチームはジュニアの発想をうまく生かせていなかったようです。

そして、チェックアウト。
「お父さん、チェックアウトって、何?」
「この2日間のお礼を言いなさい」と促され、
「ありがとうございました。とっても楽しかったです。また来たいです」とジュニア。

いろいろ教えられた研修でした。中でも、「一人前と信じてやってもらう」「自由な発想の邪魔をしない」等は人育てにそのまま通じたりするな〜と、あらためて実感したのでした。

研修の合間の休憩時間に、前日のBBQで余ったスルメを使って、ジュニアとザリガニ釣りをやりました。
「あの石の下に居そうだよ」と私。
「どこどこ?ほんとだ。ともどん、いいポイントを教えてくれて、ありがとう」とジュニア。
いつの間にか「ともどん」って呼ばれてる。
なんだか、うれしくなってる自分がいました。


では、次は明石のりえちゃんです。宜しくお願いします。

群馬県/長橋良智 





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