ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

旅先での発見


みなさん、こんにちは。倉敷の豊田園子です。
8月も最後の週になりました。楽しい夏の思い出はできましたか?
りえちゃんと息子さんの思春期エピソードを読んで、子どもが自分で前に進んでいくために、時には母も腹くくって見守る強さを持たねば…と改めて思いました。

5年前、思春期に入り始めた息子たちとの関わり方について悩んでいた時、ハートフルコミュニケーションの講演会に参加しました、彼らが大学1年生、高校3年生、中学3年生となった現在、心配性の私が、先回りせずに息子たちを信じて見守ることができるようになったのは、ハートフルコミュニケーションに出会ったからです。先日、こんなことがありました。

夫のお盆休みを利用して、家族揃って私の実家へ帰省したときのことです。北陸に住む両親には、本当に申し訳ないのですが、毎年、家族の予定が合わず、今回は4年ぶりの里帰りとなりました。両親は孫たちに会えるのを楽しみに待っていてくれていましたが、食べ盛りの三人息子の食欲を考えると、年老いた母に家事の負担はかけられないと思い、今回はホテルを予約しました。

北陸への道中、子どもたちはそれぞれに音楽を聴いたり、ゲームをしたり、三人ともイヤホンをしたまま…。もちろん、声をかけるとイヤホンを取り、話もしますが、子どもたちが幼かった頃の賑やかな旅行とはずいぶん違っていました。
(こんな状態で、孫が来るのを待ちわびてる両親は、がっかりしないだろうか…)
なんだか、ちょっと心配になってきましたが、思春期の息子たちには何を言っても逆効果。ここは、黙って見守ろうと思いました。

ホテルにチェックインした後、両親に連絡すると、ホテルに会いに来ると言うので
子どもたちにも伝え、それまでは自由時間ということになりました。
約束の時間より少し早く両親が訪ねてきました。ホテルの中でそれぞれ自由に過ごしていた息子たちに連絡を取り、一足早く両親の待つロビーへと行きました。
久しぶりに会った両親とお互いの近況を話しながら、私は内心、息子たちが早く来ることを願っていました。
すると、「あら〜、大きくなって」母が嬉しそうに声を上げました。
私の心配をよそに息子たちは、笑顔でやってきました。おじいちゃん、おばあちゃんと握手を交わし、はにかみながらも楽しそうに話していました。

3日間の滞在中、息子たちは、おじいちゃんとおばあちゃんの前では、イヤホンをすることなく、笑顔でおしゃべりを楽しんでいました。それだけでなく、大きめの声で話したり、ゆっくり歩いたりと年老いた二人を気遣う場面も見られました。また、他の人に対してもサッと道を譲ったり、係の人に丁寧な口調で尋ねたり、飲み終わったペットボトルを専用のごみ箱がないからと持ち帰ったり、ごく当たり前のことですが、それをきちんとできている息子たちの姿を見ることができ、とても嬉しかったです。
普段は、息子たちも無愛想でついつい心配してしまいますが、今回の旅行では、家ではわからなかった息子たちの優しさや成長ぶりを発見することができました。

そして、自宅に戻ってきた時に、三男が
「父さんが運転してくれてる間、みんながイヤホンして好き勝手していて悪かったなぁ」と言い、その言葉に長男と次男も同意しました。こちらから何も言わなくても、自分たちで気が付いてくれたようです。
その言葉を聞き、この旅行中、黙って息子たちの行動を見守って良かったと思いました。

今、私は9月15日に大阪で開催される「思春期の子どもの心のコーチング講演会+グループセッション」に向けて、関西在住の他のハートフルコーチと共に準備をしています。
思春期のお子さんや、これから思春期に入るお子さんをお持ちのみなさん、一緒に学んでみませんか?
詳しい内容やお申し込みについては、下記ページをごらんください。
http://www.heartful-com.org/html/02_03.html

当日、会場にて、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
では、次の走者、徳島の濱田さんへバトンをお渡しします。

岡山県/豊田園子 



2014年08月25日(月) No.157 (日記)

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