ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

宝物


こんにちは。川崎在住の杉本です。
「お子さんのできているところ見つけ、宝物を並べるように伝えた。」
なるほど! 人は誰にでも、できるようになったことがある。
それを親が大切にしてくれて、「あなたの宝物だよ」って伝えてくれたら、
自分は大事にされているのだな・・と感じることができますよね。
そしてそれは、一生自分の中に残る「宝物」となるのではなでしょうか。
先週の佐藤さん親子の触れ合いに、心温まる思いがしました。

親から大切にされていると感じた体験、そういえば私にもあります。
「きっとあの時のあれは、そうだった」と、今更ながら確信できた体験です。

先日、仕事の打ち合わせの席で自分の家族の話になりました。
今までで、「懐かしいな〜」とか「あの時のあの場面が好きだな・・」という家族とのシーンって何かありますか?

・次の日がお休みという週末に、家族みんなが平和そうにゴロゴロしているのを見ているとなんだかホッとする。
・反抗期の息子が、「かあさん、耳掃除して」と言ってくる。ほんの短い時間だけど息子との大切なコミュニケーションの時間。
・小さい頃、父に肩車してもらって近所の銭湯に時々行った。父の髪の毛のふわっとした感触が気持ち良かった。
・台所で夕飯を作ってくれている母の後ろ姿が好きだった。
などいろんな話が出てきて盛り上がりました。

最後の夕飯の話を聞いていて、私は中学生の頃を思い出しました。
その時期、部活の事で悩み、やめようかどうしようかと迷っていました。
自分で解決しようと思っていたので、特に親に相談はしていませんでしたが、
なんとなくスッキリしない様子、早く帰宅する私(要するにさぼっているわけですから)を見ていて、きっと母は何かを感じていたのでしょう。

「ただいま〜」と玄関をあけると、いい匂いがします。
それも私の好きなおかずのカレーだったり、お好み焼きだったり、肉じゃがだったり・・・
今思えばしばらくの間、私の好物メニューが続いていた気がします。
そして「あっ、お帰り。はよ着替えて、あったかいうちに食べや」の言葉だけ。

なんだか安心しました。自分の居場所があるというか。帰る所があるというか。
そして私は次の日へのエネルギーをもらっていたのですね。
部活の事も考え、折り合いをつけて、自分なりの結論をだすことができました。

今でも母とはぶつかることもしょっちゅうですが、私はこうやって大切にされ、愛されてもきたのだなということは、心のどこかにしっかりと残っています。
まさに私にとっては大事な「宝物」なのです。
そしてそれは、親になった私が自分なりの形で、子供達にも伝えていければいいな。
そう思わせてくれるものでもあるのです。

成長と共に自分でできるようになったことも宝物。
親や身近な人から与えられてきた愛情も宝物。
私はこれからも、自分の中にそして周りに、沢山宝物を見つけていきたいです。

群馬のともどんにもきっと、た〜くさんあるのでしょうね。
それではバトン渡したよ〜

神奈川県/杉本真紀 





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