ハートフルコーチの泣き笑い日記　～NPO法人　ハートフルコミュニケーション～

ひび割れピザ窯

みなさま、こんにちは。
杉本さん、バトンを受け取りましたよ～。
町内会のソフトボール大会のおかげで全身筋肉痛のともどんです。
「宝物」ですか。大事にしたいですね。

「宝物」というわけではないですが、先日、ある気付きがあったのでシェア
させていただきます。

７月の夏休みに、会社の同僚達と山の中のコテージに泊まりに行った時のこと。
そこには薪のピザ窯（かま）があって、そのとき初めて借りてみることにしました。
借り方は２つあり、１つは全部お任せタイプ。ピザ窯の面倒から、薪代、さらに
頼めばピザもスタッフが作ってくれます。
そして、もう一つは、全部自分でやるタイプ。もちろん金額は半額で済みます。
予約の時に「ピザ窯、使ったことがありますか？」と聞かれた私は、ピザ窯自体は
使ったことは無かったのですが、自宅の薪ストーブで火を焚くことや、良く行く
ピザ屋さんで、ピザ窯の使い方を見ていたので「そちらの窯は使ったことはない
ですが、大丈夫だと思います」と言って、安い方のタイプを借りました。

当日、薪も自宅の薪ストーブ用の物を持ち込み、見よう見まねで焚いてみますが、
なかなか窯の温度を上げることができません。そのピザ窯には、１本、大きな
ひび割れがあるので、最初はその所為とも思いましたが、別に煙が漏れてきて
いる訳ではではないので、原因は違うところにありそうです。
とにかく、何とか、１枚だけ焼きましたが、正直言って失敗作です。
思い出してみると、そのコテージの管理棟においてあったピザ窯用の薪は、杉や
ヒノキの端材で、比較的細く割ってあった気がします。これは、燃えやすく
短時間に温度を上げやすくする効果があったのだろうと思います。

そして、先日、前回の反省を心に秘めながら、今度は別のグループで、同じ窯に
挑みました。今回は、持ち込む薪を、ピザ窯用に細目に割って臨みます。
さらにラッキーなことに、今回は直前にスタッフお任せで借りたお客がいたらしく
火種が残っています。おかげで上手に薪を焚くことができ、窯の温度も十分に
上げることができました。
ピザも１枚どころではなく６枚も焼き上げることができました。

さて、ここで反省点をまとめてみます。
１．見よう見まねだけでは、出来るとは言えない。
２．窯それぞれに個性があって、使う薪の大きさを調整する必要がある。
３．火種がある（予熱がある）と焚きやすい。

と、ここまで考えて、これって、『子育てみたいだな～』っと考えている自分に
気づき、ハッとしたりして、、、

つまり、見よう見まねで、自分の親がしてくれたことを無意識のうちに子どもに
していたり、それぞれ子どもには個性があるのに、「お兄ちゃんはできたのに…」
と、つい上の子と下の子を比べてしまったりといったことですが、ハートフル
コミュニケーションを学んでいて良いことは、他の人の経験をいろいろ聞く機会が
できて、そういったことを自分の子育てに応用できるようになって、まるでピザ窯
の火種のような役割があることなんですね。

これからも、「この子に使う薪は、どんな大きさで、どんな材質なら、良く燃えて
くれるかな」なんて気にしてみようと思います。

では、次は明石のりえちゃんです。よろしくお願いしま～す。

群馬県／長橋良智　

2014年10月06日（月） No.163 (日記)