ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

もう一度、会いたい


くりさん、初バトン受け取りました。明石のりえです。
子どもは愛のかたまり!私も日々、まわりの子ども達から愛を沢山もらっていて感謝だなーと改めて感じました。

私の家に犬と私が写る4枚の写真があります。
赤ちゃんの私とチロ。中学生の私とゴン。振袖の私と龍馬。私と息子とさくら。
私は、いつもそばに愛犬がいる生活を送ってきました。

チロに関しては、この写真でしか会ったことがなく、母の話から兄も私もチロの手のかかる弟と妹だったようです。
チロが亡きあと、我が家にきてくれたのはムクムクの茶色い甲斐犬?ゴンです。
ゴンは、私の小学校から思春期の間の日々ゆらゆら揺らぐ乙女心をずーっと受け止めていてくれたように思います。小、中、高と悲しいことや嬉しいことや辛いことや楽しいことがある日々。母が働いていたので学校から帰るとゴンが待ってくれていて、毎日毎日休むことなく、おしっぽを振って私を迎えてくれました。
私といったらその日の気分で話しかけたり、くっついたり、知らん顔したりと自分の都合でゴンを可愛がっていました。ゴンはそんな私をやれやれといったようにみていたのだろうな〜。ゴンにとっても私は妹。そして、私が18の夏にゴンはあっけなく逝ってしまいました。旅行中の出来事でした。

次にやって来たのは、イケメンシェパードの龍馬。私がもう社会人になっていたので、成人した兄と私に代わり、両親の心の糧になっていたようです。
そのころの私の心は、社会でのいろんな出来事や初めてできた彼や結婚のことに夢中で龍馬のことは後回しだったのです。私は、結婚し長男をもうけました。龍馬は、長男の顔を見るほんの数週間前に逝ってしまいました。悲しみと引き替えに幸せがやって来て、両親も悲しんでいる暇もなく、笑顔が増えました。龍馬は両親が悲しむことを知ってこのタイミングで逝ったのかもしれません。龍馬にとっても私は妹だったようです。

次、いよいよ、子どもと一緒に犬を育てたいという私の希望通り、所帯を持った私の家に黒いラブラドール、さくらが来てくれました。初めての女の子。随分やんちゃな女の子です。彼女は私の3番目の子どもであり、親友であり、母のようでした。
彼女が小さな頃は、目を離せないくらいのやんちゃぶりで、ただただ私に甘えてきてくれます。少し大きくなると私がまだ小さい息子達を叱っているときには、必ず息子2人に混じって一緒に叱られるようになりました。長男、次男、さくらの順に並ぶのです。冗談で息子を叩く振りをすると必ず間に割って入り息子を助けます。時に私の怒りも消え、さくらは私に笑顔と冷静さを持ってきてくれました。そして、なにより息子達がほっとしたことでしょう。
私が子育てや母親業の中で落ち込んで悲しくて、つい涙がでるとさくらがすっと傍に来て私に触れ、寄り添ってくれました。そして、泣かないでと言わんばかりに涙を舐めてくれます。ひとりで家事をしていると必ず寂しいでしょと傍にいてくれます。さくらは、ぴたっと寄り添ってくれる感じなのです。
彼女は、13年生きてくれました。息子達が小学生から成人するまでの間です。
さくらにとって息子達は弟、だったのかな? 私は? 息子達はどうだったのかな?

チロ、ゴン、龍馬 そして さくら。
もう一度、会いたいよ。

犬達は、余計なことを言いません。ただ、受け取り続けてくれます。
その度に、冷静になれたり安心したり、私がここにいなきゃと私の存在に気付いたり。
そして、私の傍で一生懸命生きてくれました。
ただ、傍にいてくれるだけが心地よかった。

そんな風になれたらいいなぁ。
もう大きくなった息子達にも彼等が必要なときにだけ寄り添ってあげられたらなあ。
でも、そのうちそんな素敵なパートナーを見つけてくれたらいいなと思うのです。

では、バトンを千葉の福田さんにお渡しします。

兵庫県/はせなかりえ






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