ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

成長する環境作り


こんにちは。静岡の植松です。
新しい年が明けてから早2週間が経ちましたね。
すでにあっという間に時が過ぎていくのを感じますが、年頭に誓った思いを忘れることなく、日々を大切に過ごしていきたいなと思っています。

堀さん、息子さんの卒乳おめでとう!!
我が家の卒乳も年末でした。卒乳って子育てに大きな変化をもたらす第一歩だと思います。これからの親子関係がどのように変化していくのか楽しみですね。

3年前に卒乳した我が家の息子はというと、昨年末に空手をはじめました。
周りのお友達が習っていること、テレビの戦隊物の影響で侍に憧れを抱いていることをきっかけに、自分からやりたいと言い出しました。
これまで自分で習い事をやりたいと言ったことがない息子だったので、これは良い傾向だと、さっそく近くの道場に体験稽古に行きました。
侍に憧れている息子は、空手の構えや型、蹴りといった練習が楽しいようで、意気揚々とお稽古に通い、とんとん拍子で半月後には正式入会、楽しそうに通う息子の傍らで、私もほくそ笑みます。なぜならこの道場の指導方針にとても興味をもったからです。

体験稽古の初日、稽古する子どもたちの傍らで先生から保護者に道場のシステムについてお話がありました。
入会金やお月謝の話、稽古日や休館日、空手着の選び方など、ひと通り説明があったあと、『態度教育』について説明がありました。
『態度教育』とは、「返事」「あいさつ」「姿勢」「靴ならべ」「お手伝い」の5つのことをいい、初級(幼稚園児)の間は、空手の出来不出来より『態度教育』に力を入れますとのこと。
態度教育の5つをしっかり身につけた子どもは、人の話をちゃんと聞けるようになり、自然と空手や勉強もできるようになりますとのことでした。
普段、マイペースで人の話をちゃんと聞かない息子にとって、なんとうってつけな教育でしょう(笑)。

その日から息子の態度教育がはじまりました。
まずは「靴ならべ」です。
道場からもらった「生活習慣カード」に毎日の靴ならべの出来具合を3段階に分けて色塗りします。
最初に息子と話し合って、この3段階の色塗りルールを決めます。
まったくやらなかったら色塗りはできません。時々やったら1マス塗れます。自分の靴をあらゆる場所で並べられたら2マス塗れます。3マス全部塗るにはあらゆる場所であらゆる人の靴を並べなくてはいけません。
初日、2日目と自分の靴ならべはできたけれど、他の人の靴ならべができなかった息子は、2マスしか塗ることができず大変悔しがりました。色塗りが好きな息子は単純に全部のマスを塗りたかったようです。これが功を奏して、それからは毎日精を出して靴ならべをしだしました。
私が「靴ならべしなさい!!」と言わなくても息子は自分から靴ならべをするのです。それどころか、私がしようとすると「ママはやらないで」と私を制して自分がやります。
まさかこんなに早く結果がでるなんて!!
たかが色塗り、されど色塗り・・・子どものモチベーションってどこにあるのか読めないものです(笑)。
1ヵ月後、生活習慣カード【靴ならべ編】はカラフルな色で埋め尽くされ、息子は"靴ならべマスター"となりました。
カードの8割以上の色塗りができたら"××マスター"という賞状がもらえ、次のテーマに移ります。
お稽古が終わった後みんなの前で賞状をもらった息子は、「みんなに拍手してもらったよ」ととても嬉しそうに誇らしげに報告してくれました。

生活習慣カードは次のテーマに移りましたが、靴ならべの習慣はすっかり身に付いたようで、行く先々の玄関で全員の靴ならべをしています。きっかけは何であれ良い習慣が身について本当に良かったなと思います。
まだまだ人の話をちゃんと聞けないところのある息子ですが、5つの態度教育を全てマスターしたとき息子がどのように変化しているのかとても楽しみです。
そして、5つの態度教育以外も、息子に教えたいことや身につけてほしいことは、今回のように親子で楽しみながら、息子のモチベーションを刺激するようなしかけ作りをしていこうと思う母なのでした。

次は群馬県の照子さんです。今回はどんなお話が聞けるのか楽しみにしています。

植松知子 





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