ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

怒りのサイン


初のバトンを受け取りました、奈良市在住の南村です。
ひとりひとりに真摯に向き合う藤野さんの子育て。子どもたちはそれぞれに“母の愛”を受けとめてくれていると信じます。
わが家の小6になる娘にも日々“母の愛”を注ぎ続けているつもりなのですが、仕事や人間関係で疲れていたり時間に追われている時など、自分でも気づかぬうちにイライラモードへシフトしている私です。

さて、皆さんは“怒る”とどうなりますか?
ヒトやモノにあたる? 大声で喚き散らす? 泣き出す? 睨む? 独りで部屋に閉じこもる??
“怒り”の表現は人それぞれ、怒りのレベルによっても色々あると思います。
私のイライラ頻度は比較的少ない方だと思うのですが、その分一度怒りモードへシフトチェンジしてしまった頭と心からは、なかなか抜け出せずへとへとになってしまいます。
私の場合、怒り始めると同時に反作用つまり「いいや、私はこれしきのことじゃ怒らんぞぉ」「そんなバカな。こんなことで私の感情が反応するなんて!」と、自分の中での葛藤が展開していくのです。
内面での葛藤状態に入ると表情はなくなり言葉もほぼ発しません。後から後悔してもしきれないような暴言を吐いてしてしまいそうなのを避けるためなのか、ブチ切れている自分が許せないのか、よく分かりませんが自分で急ブレーキをかけている、そんな気がします。

ある朝、娘が午後に行く「塾の宿題が出来ていない〜」と不機嫌モード。午前中は別の用事があったため、「もう間に合わないかも〜」と言いながら、昼食後塾開始の時間までにやることに決めたもよう。そして・・・私のスマホを手に取り動画サイトを見始めたのです。
「いやいや、今でしょ!!」母は心の中でつぶやきました「あなたが出かけるまでにはまだ小一時間ありますよ、おーい!」。
娘が決めたスケジュールなのだから、彼女に任せよう・・・と自分に言い聞かせ、葛藤しているうちに私はすっかりイライラモードへシフトチェンジ。その後は無言で出勤の身支度を終えると無表情のままそそくさと家をあとにしました。

その日の夕方、娘からメールが届きました。「朝なんで怒ってたん? いつもはっきり言わへんからどうしていいかわからへん」と直球が飛んできました。
そう、私の怒りのサインは既にしっかりと娘に見抜かれていました。咄嗟に「今朝は早めにスマホを返してほしかってん・・・」と口からいや指から出まかせメールを返信してしまいました。娘からのド直球に動揺し、なぜか少し恥ずかしい気持ちになったのです。
子どもは親をよく観ています。そして、親の感情を敏感に感じ取っているのだとあらためて気づかされた瞬間でした。

こんな私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
ではでは、お近く京都の秋田さんへとバトンをつなぎます。

奈良県/南村友子 









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