ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

繋がる生命


みなさま 新年明けましておめでとうございます。京都の秋田です。
いかがお正月をお過ごしですか?
家族や、友人。親しい方々とゆっくり過ごしたり、お出かけしたり。久しぶりの帰省の方もいらっしゃるでしょうね。
おせち料理や美味しいごはん、お餅にお雑煮など美味しい食べ物を堪能していらっしゃいますか?
そうそう、お雑煮といえば、地域によってお味が変わりますよね。
私の出身地、新潟は鮭、ごぼう、セリなど野菜たっぷり。今住んでいる京都は丸餅に大根、金時人参の入った白味噌仕立て。地域によって文化が違う日本は情緒があってとても豊かですね。

このリレーブログが配信される1月2日は私の誕生日です。子どもの頃、
「お正月と誕生日。一緒になってイヤだな〜」
「お正月だから、ケーキがない!」
「学校がお休みだから、みんなにおめでとう!って直接言ってもらえない」
などと思っていましたが、今は新年を機に誕生日を迎えられるタイミングをありがたく思っています。

私にとって誕生日は自分が年を重ねるということと、両親、母に「産んでくれてありがとう」と感謝を伝え、祖母祖父、ご先祖さまに想いを馳せる日でもあります。
そして五年、十年先に繋がるこの1年をどう過ごすか考え決める日です。

今回はご先祖さまに想いを馳せるというお話。

私の母方の祖母はちょっとポッチャリしていて丸顔。いつも笑顔で私を迎えてくれます。それこそ布袋さまみたいな祖母。帰省して顔をだすと
「よ〜来てくれて〜。こんなばあちゃんのこと思い出して来てくれてありがとうね〜」
と帰るときには私がいくつになってもお小遣いを握らせながら、満面の笑顔で送ってくれました。祖母にとってはかわいい孫のままなんですね。そのゆるぎないものの中に愛を感じます。

そんな大好きな祖母が昨年秋に他界しました。93歳の大往生です。
知らせを受けて家族や仕事の調整をし、大急ぎで新潟へ向かいます。そこには本当にたくさんの人たちが。祖母には私の母を含め5人の子ども、その子ども従兄弟は私含め18人。
それぞれ家庭を持ちましたので100人近い親族が集まりました。

戦時中の苦労話や子ども5人抱えての奮闘話。地域での関わりやお寺での奉仕活動。
祖母の生き様をまわりの方から伺って強さとしなやかさ、寛容さを感じました。
だからこそのあの笑顔だったこと。
「生きるということ」、「死」とは「人は何を伝え残していくのか」、
祖母が身を呈して教えてくれました。

祖父祖母からはじまり100人近い親族。その前からのご先祖さま。
こうして脈々と生命は繋がって拡がっていくのだな。自分が子ども達が生命、想いの
バトンを残せるよう、しっかり今を丁寧に生きよう。と思った祖母との別れでした。

さあ、今日はご先祖さまに感謝をしつつ、今年も彩り多い素敵な1年を過ごせるよう想いを馳せたいと思います。

名古屋の児島さん 今年はどんな年にしますか?バトンをお渡ししたいと思います。

京都府/秋田裕子 






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