ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

憧れ


こんにちは。千葉の藤野です。
櫻井さんの明るさの秘密は、自分のためだけではなく周りの人のためでもあるということですね。
自分の状態がその場をつくるということを改めて感じます。

そうはいっても、気持ちの余裕がない時は自分の状態にも気づけないものです。
これはまだ子どもが小さい頃のことですが、私の未熟さに私自身、あきれてしまうことがあります。

未熟な私は自分の都合で子どもを怒ってしまう人でした。
疲れている時、家事などしてる時等に子どもの要求に応えられず、怒っていました。
何に怒っていたのかも思い出せないほどのささいな行動に怒っていたと思います。
自分の言うことをきかないからと怒っていたのだと思います。
娘が悪かったということがほとんどないのではないでしょうか。
でも、私はプリプリと必要以上に娘を責め、しつこく怒っていました。
でも、娘は困った顔をするものの私のことを責めたり、泣いたりすることはなかったんです。
ただ、ひたすら聞いている。
そして、最後には私からなぜ怒っていたのかを説明し、次はこうして欲しいという話をして終わっていました。
こんなことを何度か繰り返していました。

そんなある時、保育所で個人面談がありました。
家での我慢が保育所で悪い形で出ているのではないかと気になっていたので、保育所の様子を聞いてみたところ、
保育所での娘は変わった様子はなく、それどころか、耳の不自由な年下の子からとても慕われいるということでした。
娘は相手の状況に合わせて付き合っていて、その子が楽なようなのです。
5才の子どもの寛容な心に触れ、私の狭くなった心に気づき、自分が恥ずかしくなりました。

こんな怒ってばかりいる私でも、障害を持っている年下の子も分け隔てなく受けとめている娘の姿に、こんな広い心になりたいと憧れを感じました。
この頃の私の中での彼女のあだ名は「スポンジ娘」です。
ぼよーんと受け止めてくれてやさしく返す。そんなイメージです。
一緒にいるとなんとなく楽になるんです。

それから私は寛容で柔軟な人になることが一つの目標となりました。
相手の状況をそのまま受け止める。そして、どうしたらいいのかを考える。彼女の困った顔が私にそのことを教えてくれたようです。
私は娘の存在そのものに救われました。
彼女のようになりたいという思いのおかげで、私のひからびたカチカチの小さな心は新しいスポンジのように柔らかくなってきていると思います。
思春期になり、娘がイライラしていても、そのままを受け止め平常心でいられる私がいます。

子どもから教えられることってたくさんありますね。
南村さんは、いかがですか?

千葉県/藤野美奈 






No. PASS