ハートフルコーチの泣き笑い日記　～NPO法人　ハートフルコミュニケーション～

やる気のみなもと

こんにちは。東京都の堀です。

児島さんの欠点解消法のお話、なるほど！と思いながら読ませていただきました。怒り、悩み、落ち込んだ時などに、自分の姿を少し遠くから客観的に眺めてみるのもいいですね。私も今度試してみようと思います。

というのも、私も最近、つまらぬことで怒りや不満を抱えてしまうのです。
ついこの間も、妻から「明日はゴミ回収の日だからね」と言われただけで内心カチン。。。(言われなくてもわかってるよ怒) (ゴミ出しは私の仕事と決まっているからです)
またある時は、「明日仕事休みでしょ。部屋が散らかってるから掃除しといてくれない？」と言われ、これまたカチン。。。(あ〜、今私も同じこと考えてたのに。何だか言われたから掃除するみたいでやる気ダウン)
妻はただ気づいたことを言ってくれるだけなのですが、わかっていること・思っていたことを先に言われるので、やる気を失くしてしまいます。

それでも妻を見ていてすごく感心するのは、文句や愚痴を言いながらも家事や子育てに常に一生懸命なところです。
例えば、妻はどんなに疲れていても家族のために朝ごはんを作ってくれます。また学生時代の友人と数年ぶりに飲みに行くような日でも、必ず21時前には帰って3歳息子の寝かしつけをしてくれます。
妻は「あ〜、あなた(私)がもっと手伝ってくれたら」と、よく私にぼやくのですが、妻には「いつもありがとう」の言葉以外に見当たりません。(内心、私にも言い分があるのに〜と思いながら)
私は自他共に認めるほど腰が重く、受身な性格なので「さぁやろう！」と自ら動き出すまでに時間がかかってしまいます。おそらく妻はそんな私の行動を待っていられないのでしょうね(苦笑)。

私の職場にも、妻のように文句や愚痴を言いながらも会社のために率先して働く人たちがいます。私はその人たちを見ていると時々、自分は周囲から取り残されるのではないか、という不安に駆られることがあります。私にはなかなか率先して働くだけのモチベーションが持てないと思うからです。

そこで私は、自分と職場の人たち、自分と妻との間にあるこの違いは何なのかを真剣に考えてみました。
そして見つけた答えは至ってシンプルですが、「自分で決めて行動するかどうか」です。
私は「さぁやろう」と動き出すまでに時間がかかるので、どうしても他の人から「これやっといてね」と、先回りされてしまうことが多いのです。そうなると自分で決めて行動した感覚が持てないので、結果やる気を失くしてしまいます。
とは言いながらも私は、自分で決めて行動する、ということを今まで無意識に避けてきたと感じています。まわりの決めたことに沿う生き方が、良くも悪くも楽に思えるからです。

でも、普段の怒りや不満を生む原因が、自分で決めて行動していないことにあると、改めて気づきました。
今は徐々にですが、自分の思っていること、やろうとしていることを相手から言われる前に話すよう心掛けています。それに、仮にやりたくない・面倒くさいことでも自分で決めたことなら「しょうがない、やるか！」という気にもなります。
妻との会話においても、私が家族のために出来そうなことを、妻から言われる前に先に伝えることで、今まで感じていた怒りや不満は減りました。
例えば、「あとでお風呂掃除やっておくね」「今日はさっくん（3歳息子）の寝かしつけやるよ」といった具合です。
職場においても、自分で決めた行動予定をスケジュール管理するだけで、仕事へのモチベーションが上がりました。単純なものです。
ちょっとした心掛けですが、自分で決めて行動することが如何に大切かを実感している今日この頃です。

さて、次は植松さんにバトンをお渡ししますね。
今度はどんなお話しが聞けるのか楽しみです。

東京都／堀善雅　

2017年07月03日（月） No.308 (日記)