ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

子どもたちのサインとビーム


こんにちは。新潟の櫻井です。

先週のくりちゃんの、「生きたかった人達の『夢』の中で、今日の私達は生きている」の言葉。
身に沁みました。
あたりまえでない今日という日を大切に生きたいと思いました。

息子たちが独立し、春から夫と二人暮らしになりました。
「櫻井さん、さびしいでしょ?」と聞かれますが、まったくそんな事はありません。
そんな時、私はいつもこう答えます。
「私の背中に、はばたく羽が見えない?」と。
子どもたちが成人し、ホッと一息。今度は地域の子どもたちとの時間を楽しんでいます。

以前お話しした地域のお茶の間には、毎回小さな子ども連れのママ達が、賑やか
に誘い合ってやってきます。
ママ達はテーブルを囲み、初対面でもすぐに子育て談義に花が咲きますが・・・。
おうち以外の初めての場所に連れてこられた子どもたちにとっては、これは一大事!
見るもの、聞くもの、空気感、すべてが初めての場所に、最初はとまどい表情も少なめです。

しかしながら、子どもたちをよ〜く観察していると、私はおもしろいことに気づきました。
子どもなりにその子なりのペースで場に馴染んでいくその様子の興味深いこと!

最初ママにくっつきどおしだった1歳の女の子は、2回目の訪問時、そっと私の肩を触りながら後ろを通り過ぎました。
私にとって、突然で(あれ・・・)っと感じたほんわか優しいひとなで!?でした。
それから、彼女は少しずつ私と視線を合わせ、手をつなぎ…自分のペースで私との距離を縮めていきました。
今では私がスリッパを脱ぎ捨てていると、いつも律儀に持ってきてくれるまで仲良しになりました。
(さくらいさん! ほら、スリッパあったよ〜〜)と言っているかのようなとても可愛らしい表情で。

また、いつも元気で最初からばっちり馴染んでいたかのような1歳の男の子は、
4回目にして、初めて我が家でうんちをしました。
「自宅以外で、うんちをしたのは櫻井さんちが初めてです」とママ。
彼にとって、本当にリラックスできる場になった記念日!?でした。
身も心も楽々過ごせるようになったことは、私にとっても、とても嬉しいことでした。
それからというもの、彼は、ぐるぐる部屋をかけ回る儀式のあとに、必ずうんちをして帰るようになりました。

1歳の子でも、小さな心で(どうしようかな…? やってみようかな? 大丈夫か
な?)と、まわりを見ながら考えているのですね。言葉に出さないだけで、見て聞いて感じて自分の行動をちゃんと決めている様子に感心しました。

子どもたちをよく観察していると、それぞれの能力に応じて自分を表現し、
思いを伝えていることに気付きます。まだお喋りできない時は表情やしぐさだったり、また、とりとめのない言葉の羅列だったり。その子なりのサインやビームを大人に向けて発信しています。
共通しているのは、いつも彼らなりに伝えることに一生懸命だということです。
そんな彼らの思いを私がちゃんと受け止められた時、子どもたちと私の間に信頼関係が生まれます。
すると、お互いの距離がぐっと縮まり、より仲良くなります。

これからも、明るく元気な地域のおばちゃんとして、
子どもたちのサインとビームを見つけながら、彼らの言葉と気持ちをしっかり受け止め、成長を末永く見守っていきたいと思います。

お次は、藤野さんにバトンをパス! お話楽しみです。

新潟県/櫻井美奈子 












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