ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

三輪の花が開く時


2017年の夏休みもあと少しですね。こんにちは、愛知の児島まなみです。
2年に渡って、書かせていただいたこのブログも、これがラストランになりました。

2年前に書いた最初のブログのタイトルは「種をまく人」でした。まったく性格の違う2人の娘たちに、どんな種をまけるだろう?そしてひび割れだらけのわたし自身にも、どんな種をまけるだろう?
そんな内容でした。

この2年間で、娘たちも、大きく成長しました。
長女は去年から一人暮らしを始め、忙しい毎日を送りながら、なんとか自炊、自活しております。
時々帰ってきて、わたしがチャッチャカチャーと手早く作る料理を、おいしいおいしいと食べてくれます。
「一人暮らしをしているのは、わたしのわがままだから」と、色々と困っている私に、優しく手を差し伸べてくれます。どっちが親なのかわかりません。
元から優しい子でしたが、さらに優しくなり、そして、考え方は、わたしよりしっかりしてきたようです。

次女は、1年間通った短大を退学した後に、編入した専門学校を、今度の3月で卒業します。アルバイトのお金と奨学金を工面して、一生懸命学んでおります。
でも、元来の気ままさ、自由さ、奔放さは、しっかり植えつけられていて、未だに「今度はそう来たか!?」と驚くことがありますが、「まわりをふんわり優しく包む」彼女の持ち味も、パワーアップしたように思います。
来年は社会人です。次女の優しさと、一生懸命なところと、かつ、自由奔放なパワーを、社会に役立ててほしいと思います。

わたしはと言えば、大人になった娘たちに、結構弱いところをさらけ出せるようになりました。
今までは、娘らのため、家族のためと、がむしゃらに頑張ってきました。わたしが娘たちを支えなきゃ、と思っていました。でも、頑張りすぎて、ふっとぐらついてしまいそうな時、実は、わたし自身が、二人にひしっ!と支えてもらっていることに気づきました。
母は強し!というけれど、弱いところもあっていいんですね。娘たちは、そんな母親だって、「大丈夫だからね」と、認めてくれていました。
小さな頃、ずっと繋いでいた二人の小さな手は、いつのまにか、私の両手を包み込み、そっと優しく引っ張っていてくれていたんです。
娘たちとは、お互いに、困らせたり、悩ませたり、時には傷つけてしまう時もあります。でも、謝って、許して、また、笑いあえる…そんな親子関係です。

この2年の間、わたしが、娘たちにどんな種をまいたのか、自分自身にどんな種をまいたのか、具体的には、正直言ってわかりません。
でも、「あなたは、あなた以外の誰でもない。あなたのままでいてね」という、ひとりひとりを尊重する気持ちが、娘たちの芽を伸ばして、ちいさなかわいい二輪の花を咲かせられた気がします。
そしておっちょこちょい、かつ、強いようで実は脆いわたしのひびには、娘たちが、知らないうちに、そっと種をまいてくれていて、遅咲きの花が開きました。いつまでも、わたしらしく、穏やかにそよめいていたいと思います。

それでは、最後のバトンを、東京の堀さんにお渡しします。
バトンを大切に握りしめすぎて、汗だくのよれよれになってしまいましたが、よろしくお願いしますね!

愛知県/児島まなみ 






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