ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

お母さんの言葉


奈良の南村です。
藤野さんからブログのバトンを受けてつなぐ・・これも、何か意味のある出会いなのかも知れませんね。私もお目にかかれる機会が来るのを楽しみにしています。

さて、突然ですが、2歳児のわが子が車内で騒がしくし始めました。あなたがお母さんならどのように対処されますか?
私がよく目にするのは、スマホで動画などを見せる、騒ぎ出した子どもの口に空かさずあめ玉を放り込む、という方法。一体何が起こったの?と思うほどどちらも瞬時にぴたりと子どもたちは静かになりました。さすがはお母さん、わが子が静かになる術を心得ていらっしゃるようです。

最近私が目にした光景はこんな風でした。
騒ぎ始めたわが子に、お母さんはスマホ片手に声をかけます。
「○△ちゃん、これ以上うるさくしたら、ママは○△ちゃんのこともうキライになるよ」
お母さんの声色は怒鳴るでもなくいたって冷静、いつもの会話のようにさらりと言っていました。きっと“このひと言でわが子は黙る”ということを百も承知していらっしゃるのでしょう。子どは声をあげることを忘れたかのようにしばらく静かになりました。お母さんの言葉がもっているチカラというものでしょうか。

私には、3歳年上の兄がいます。幼いころ兄はしょっちゅう私にちょっかいを出してきました。その度、私は「お母さ〜ん! お兄ちゃんがぁ〜〜」と言っては母に泣きついていました。
そんなある日、いつもの様に母に兄を叱ってもらおうと「お母さ〜ん!」と告げ口モードの私に母がぴしゃりと言いました。「あんたはいつもそうやって泣きつけば、何でも自分の思い通りになると思って」
いつもと違う母のひと言に私の心はフリーズしました。自分のことをかばってくれない母の態度に、“もしかすると、お母さんは私のことがもうキライになっちゃったのかも・・”そんな不安が小さな心に押し寄せたことを思い出しました。

もちろん、母はその後も変わりない愛情で兄と私を育てあげてくれました。そのころの私にとって母のこのひと言は必要な言葉であったと感じていますが、同時にこの時感じた漠然とした不安な気持ちは不思議と今でも私の中に残っているのです。

子どもにとってお母さんの存在ってあまりにも大きいから、お母さんのひと言って子どもの心にとても大きな影響力をもっているものなんだということを、思い出させてくれました。私自身も、知らないうちに娘の心を不安にさせていることがあるのかもしれません。
だからこそ、「愛しているよ」があふれる言葉も、子どもにはたくさん伝えて行きたいと思います。

毎日、母の言葉を真正面から全身全霊で受けとめる子どもたちへ、今日はなんと伝えましょうね〜私は今ストレートに「大好きだよ〜」の気分です!
秋田さんは、どんな風に子どもたちに「愛しているよ」を伝えていますか。

奈良県/南村友子 





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