ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

お母さんのほほえみ


京都の秋田さんから初バトンを受け取りました、
神奈川の松下です。
どうぞよろしくお願いします。
ハートフルコミュニケーションと出会って13年、
一人娘はまもなく11歳になります。

秋田さんの「生きる」ことが「愛しているを伝える」ということ、という一文を読んで毎日の生活が「愛」で溢れている様子が伝わってきました。
そして、我が家での2年ほど前の出来事を思い出しました。

娘が旅行先の陶芸体験で、手びねりの花瓶を作ってきたことがありました。
出来上がった花瓶を見ると、
胴部分にニッコリ笑った人の顔が彫ってあります。
おや、何かなと思っていると
「ママが心から笑った時の笑顔を描いたよ、」と娘は言いました。

私はハッとしました。
私はいつも、子どもにどんな顔を見せているだろうかと。
悲しい顔、怒った顔、嬉しい顔、喜んだ顔…
一番身近にいるからこそ、今まで無防備に色々な顔を見せていました。

そういえば、私が仕事から疲れて帰って来てイライラしていたとき、
娘はそっと姿を消します。
落ち着いたかな、という頃合いを見計らって姿を現します。
きっと、親である私のイライラした姿を見たくないのでしょう。

子どもにとって母親は、安心して帰って来られる基地のようなもの。
だから、母親には心から笑っていてほしい、
その笑顔がいつも見たくて、花瓶に描いたのだなと思いました。

「ほほえみ」という川崎洋さんの詩があります。

『ビールには枝豆
 カレーライスには福神漬け
 夕焼けには赤とんぼ…』と続き、
最後は
『ほほえみ には ほほえみ』で締めくくられます。

私はこの詩が大好きです。
愛したら、ただ、そっと目を見て微笑みかければいい。

私はそれから、娘と目が合うと、まずはにっこりするように心がけました。
お母さんはあなたのことが大好きで、そこにいてくれるだけで、嬉しい。
すると、娘もにっこり返してくれます。
朝起きた瞬間の「おはよう」から、優しい空気が流れるようになりました。

考えてみると、これは子どもに限らず、
誰に対してでも、できることなのかなと思います。

お互いがお互いを承認できれば、
この世は、素晴らしいところ、生きるに値するところだと、
感じられるかもしれません。

微笑みの連鎖が、たくさん繋がっていくことを願って。

さて、次は同じく初登場の長野さんにバトンをつなぎます。
どうぞよろしくお願いします。

神奈川県/松下いづみ 





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