ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

スマホデビューから1年


こんにちは。奈良の南村です。
藤野さん、確かに子どもは成長するにともない、私たち親でさえ知らないそして立入ることのできない、自分の世界を拡げていきますよね。

現代においてはその最たる世界のひとつが、インターネットを通じて広がっていく世界かも知れません。
ネットを通じて私たちの知らない子どもの世界が広がって行くことに不安を感じ、心配している親は少なくないと思います。私も例外ではありません。
頻繁にスマホとにらめっこしているわが子を横目に、「そんなに一生懸命…一体何を見ているの?」「知らない人たちと気軽にSNSでつながると危険だよ」と心中穏やかではない自分を毎日感じています。

中学1年の娘は本人の強い希望により、中学入学と同時にマイスマホを手にしました。
スマホを手にするにあたり使用時間やアプリの制限など、いくつかの約束事を親子で事前に話し合いました。
わが家では、親である私も娘のスマホにログインが可能にしておく、ということも約束のひとつです。ですが、わが子とは言え、自分のものではないスマホを覗き見するのは正直気がひけるものです。実際のところ、私はほとんど見ることはありません。全くないとは、言いませんが…苦笑。
スマホデビューから約1年・・・親の知らない世界へと歩みを進める子ども。そして、今こそわが子を信じる時と、自分に言い聞かせ見守る母の葛藤の日々は続きます。

そんなある日、思いもよらない出来事がありました。先月私の誕生日に娘からもらったプレゼント。
それは、スマホで自作の動画でした。
15秒ほどの短いものですが、私と一緒に写った写真をキュートに加工して、そこには優しいメロディにのせた感謝のメッセージが綴られていました。
知らないうちにそんな技を習得している娘に、驚きと嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

このプレゼントは、私が落ち込んでる時やしんどい時、いつもたったの15秒で私を癒し元気づけてくれるのです。もう、御守りのような気さえしています。
きっと、友だちと情報交換し、スマホと格闘しながら楽しんで作ってくれたんだろうな…などと想像し、これからも親の知らないところで子どもは留まることなくずんずんと成長していくのだろうと思うと、嬉しさと同時にちょっぴり寂しい気持ちも感じます。

子どもとスマホの関係への心配が決して減少したわけではありませんが、これから先もできる限り子どもの世界を尊重し見守り続けて行きたいと思いました。
たとえ、娘のスマホを覗きた〜い!だれとどんなLINEしてるの〜?!と心配になっても、土足で子どもの世界へ踏み込むことは避けたいと思う母です。
動画は、そんな心の葛藤を続ける私へ、神様からの小さなご褒美だったのかもしれません。
それでは、京都の秋田さんへバトンをつなぎます。

奈良県/南村友子 





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