ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

失敗から何を学ぶか


京都の秋田です。

南村さんのセルフコーチング。
3人での生活は、これからますます楽しみですね。

突然ですが、みなさんの好きな季節はいつですか?
私は生命が芽吹き始める春が大好きです。
我が家は京都の嵐山を流れる桂川上流にあり、河川敷の桜並木が今まさに満開で心ウキウキしております。そして、春は入学や就職など新しいスタートの時期でもありますね。

今年、我が家は高校と大学のダブル受験の年でした。
受験生の母として、どうサポートするのがうちの子ども達にとってベストなのか。
栄養のバランスを考えての食事つくり、あったかいお風呂にお布団。
肝心な時にインフルエンザにかからないように、アロマを駆使したり、などなど。
そして無意識につい、いらないことを言ってしまわないようにだけは気をつけて ( 笑 )、
あとは、いつも通りの生活スタイルとパターンで過ごしてきました。

まわりの方は「受験生ふたりもいて大変ですね」と声をかけてくださいましたが、
私としては、いつも通り。
「受験するのは子どもだからね。私ができることは美味しいごはん作ることぐらいかな」
受験生たちの様子を見ながら、
「自分が受験した時、こんなに頑張ってたかな? 我が子ながらよく頑張るな」
と感心していました。

そして、いよいよ受験を迎えました。
高校受験の結果は、第一志望の合格。
大学のほうは、模試で A 判定が出ていた大学があったにも関わらず、ご縁がありませんでした。

大学受験生であった長男はしばらく落ち込み、悶々とした日々を。
私は、「長男が自分と向き合いながら感じ想う時間、立て直す力を付けるいい機会を邪魔してはならない」と普段通りの生活を。
・・・と言いながら、心の中では、
サポートの仕方が悪かったのか。もっと出来ることはなかったのか。
塾にお任せするばかりでなく、受験のテクニックをもっと研究したらどうだったのか。
あんなに頑張っていたのに。いや、かいかぶりすぎていたのか。
・・・など、様々に思いつつ、いつも通りの生活を。

その後、友人にダブル受験の結果の話をしているときのこと。
長男の話をしながら、ちょっとウルウルしかけた自分に思わずビックリ!! 本当にビックリ!

もちろん、「あんなに頑張っていたのに」の気持ちはあります。
でも、それだけ?

人には「受験するのは子どもだから」と言い、
子どもを尊重し自分自身と分けてサポートしている気になっていたけど、
実は子どもの人生に乗っかっていたのではないか?
ダブル受験を成功させた母としていたい自分がいたのではないか?
あ〜、それって、自分のエゴで子どもを尊重してるフリをしていただけではないか?
他の人にカッコつけていたい、カッコいいと思われたい自分がいたのではないか?
ビックリしたのは、そんなつもりでなかった思いがけない自分が出てきて、
それをはっきりと認識してしまったからではないか?

などなど、自問自答を繰り返すうちに、
私自身の未熟で本当に恥ずかしい、嫌な部分、認めたくない部分が表面に出てきて、
いたたまれない気持ちになってしまいました。

あ〜、相当にイタすぎる私!

でも、そう気づけたということは、そこから変われる良いチャンス!
この年齢でまだ自分を認識しきれてないことに驚き、人生の奥深さに感心し、
こんな自分とどう付き合うのか、今後どうしていきたいのかを決めて。

「イタすぎる自分を思う存分、深く」味わったことで、
今回の気づきと学びを”人生の彩り”と捉えるようになり、
そう時間が経たないうちに気持ちを立て直すことができました。
「この出来事から学べることは? 何を気づき活かせということか?」
という”思考のクセ”がついていたことに、すごく助けられました。

今、満開の夜桜を眺めながら思います。
長男の自分で立て直す力を育む機会をいただいたこと。
自分自身への気づき。そして家族5人で過ごせる時間をもう1年いただけたこと。
すべてに感謝しかないな〜。
来年は同じ満開の桜の下、笑顔で長男を送り出せるようにサポートしていきたいと思います。

では、次週の松下さんにお繋ぎします。

京都府/秋田裕子 





No. PASS