ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

母のお手伝い


奈良の南村です。
藤野さん、今回のブログ何度も頷きながら読ませていただきました。
私にも、目標だった学校に入れなかったり憧れの仕事に就くことが叶わなかった残念な青春が有りました。その岐路に立つ度、私自身が今のみちを選んできたのでしょう。今では子どもの寝顔を見るたび、あぁこの娘と出会える人生で良かった〜と有難い気持ちになります。
うちの娘、やってみたいお仕事はよく変わります。まだまだ夢見る世代なのかな?最終的にどうなるのやら…と心配でもあり楽しみでもあります。

さて、新学期がスタートして約2カ月が経過しました。
中2の娘は新しいクラスで緊張の日々を送りつつ、クラブ活動では初めて”先輩“と呼ばれるようになりました。通学路の変更で不慣れな自転車通学も始まり疲れがたまってきたのか、今年のGW娘は体調を崩して2日間ほど寝込んでしまいました。
娘の学校では毎日沢山の課題が出されます。新学期がスタートしてから1カ月余り、日々の自転車操業でなんとか提出物もこなしている様子が続いていました。
そんな毎日を過ごすなかでの2日間のダウンで、課題は一気に山積しているようでした。

与えられたものは、期日までにやりたい性分の娘です。
課題提出はどうするつもりなのかな・・? 無理をするとまた体調を崩すのでは? と、母は内心気が気ではありません。
「課題が終わらなかった理由を母(私)から先生に説明しようか?」
「何か手伝おうか?」と何度も声をかけそうになりながら、娘からの要請があれば手伝うよ!という私のいつものスタンスを必死で守ろうと踏ん張っていました。

そんなところへ、ついに娘からヘルプの声がかかりました。美術の宿題を手伝ってほしいとのこと。
翌日までに全部で15種類ほどのデザイン案を考えなくてはなりません。できているのは3分の1程度でした。「手伝うよ!」と私。

意気込んで描き始めたものの、2つ3つ描いただけで、もうアイデアは浮かんではきません。そんな時は・・と、身の回りにあるデザインをヒントに何とかスペースを埋めていきました。ところが、それらを目にした娘いわく「えぇ〜何これ? これってティッシュ箱の模様のパクリやん? で、こっちのは誰が見てもミッキーやろ??」・・へへへ、バレたか・・・

翌日、娘が見せてくれたデザイン画はほぼ描き直され、母の案は2つほどだけ採用されていました。家族が寝静まったあとと翌日学校の休み時間を利用して何とか仕上げたようです。
娘が言うには母のデザインは独特過ぎるとのこと。何事においても目立つことを避けたい娘はみんなが描きそうなふつーな感じが落ち着くそうです。親子でも、それぞれの感性ってちがうものですね。

あらためて娘のがんばりと拘りに感心しつつ、母のデザインをちょこっと残してくれた娘の優しさを嬉しく感じた出来事でした。
あまりお役には立てなかったようですが、一緒に頑張ろうと寄り添った母の想いがどうか伝わっていますように・・・。

それでは、京都の秋田さんへバトンをつなぎます。

奈良県/南村友子 






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