ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

「要望」と「要請」の違い


京都の秋田です。

南村さんの一緒にがんばろうと寄り添った母の想い。健気で私も一緒になって共感してました。まさに母のお手伝いですね。ついつい気が気ではなく声をかけてしまいがちですが
「要請があれば手伝うよ」のスタンス大切ですよね。私も大切にしていることのひとつです。

この「要請があれば手伝うよ」、
私は最近子どもたちに「要望」と「要請」の違いについて教えられ助けてもらいました。

最近、夜の会合や会議が増え、夕飯を作る時間がなくどうしたものか。と思い
「この日、夜の会議で夕飯作る時間ないけど、どうしようかな〜?」と独り言ならぬ大きい声の独り言をつぶやきました。
内心は「誰かご飯作ってくれないかな?」という下心満載で。

「ふ〜ん、夜会議なんだ」と子どもたち。
「そうなんだよね。夕方から時間なくて家に戻れないかも。どうしよう?」と私。
この時点で私は「いいよ。夕飯作ってあげる」と言ってほしい気満々です。

でも、「ふ〜ん」だけでなかなか「作るよ!」とは言ってくれません。
内心、「どうしてほしいかわかるでしょ?「ふ〜ん」って何?」と私。

そうしたら、子どもたちにこう言われました。
「遠まわしに言わずに、作ってほしい!と言ってほしい」
「頼まれれば自分たちでできることは何でもするから、はっきり言って!」
そうです。私がしたのは期待し、望むだけの「要望」で
はっきりと必要なことが実現するように申し出る「要請」ではなかったのです。

そのうえ、私が勝手に解釈した日本人の奥ゆかしさ(本音を隠した控え目な言い方、でも 下心ミエミエな遠まわしな言い方 ( 笑 ) ) で言っているうちに、
子どもたちは思いやりがない!(だって、思いやりがあったら、察して気遣い、「やるよ!」って言ってくれるよね)など、私の傲慢、エゴをゴチャマゼにし、ちょっとイラついてました。

子どもたちはといえば、
基本の食事つくりも洗濯もできるように育ててもらってるのに、 私が「できるかな?」と案じていて「できる」と信頼してないから、はっきりと頼んでこないのかと思ったそうです。

私は大いに反省し、「この日、帰りが遅いので夕飯作りお願いします」と「要請」しました。
子どもたちは「いいよ! 何作る? 何食べたい?」と快諾してくれました。

最近は子どもに教えることよりも、
子どもたちから教わることがめっきり増えてきたような気がします。
「要望」と「要請」の違い、「信頼」とは何か。
まだまだ、お互いの学びあいは続きます。これからも楽しみです。

さて、次は松下さんにバトンを渡したいと思います。
よろしくお願いします。

京都府/秋田裕子 





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