活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第15回ハートフルクラブ


11月23日水曜日、第15回ハートフルクラブがありました。
会場内は小さいお子さんを持つ方から指導員をされている方、孫のために聞きに来たという年配の方まで自己肯定感の大切さと育て方を学びたいという方々でいっぱいでした。

前半は、精神科の先生で「子育てハッピーアドバイス」等の著者の明橋大二先生の講演会です。今の子どもをめぐる問題の根っ子は「自己肯定感の低さからきている」とのお話から始まりました。私は私でいいんだという自己肯定感の少ない子に摂食障害や非行などの症状がでてくることもあると言われます。誰からも必要とされない、いてもいなくてもいい存在だと思っているというのはとても悲しいことだと思いました。

お話は子どもの心はどのように成長するのかという内容に移っていきます。図を使いながらの説明は分かりやすく、依存と自立の繰り返しの中で成長していくことを学びました。子どもは、いろいろな感情を親に受け入れてもらうことで自分はいいんだと思えるようになるそうです。スキンシップは大切で、出来るだけ子どもの話をよく聞くことや出来ている所に注目して褒めてあげてほしい。そしてありがとうの言葉がけ。先生の話される具体的な自己肯定感の育て方に皆さん聞き入っていました。

最後は、絵本「おこだでまさんように」が朗読され、それは、がんばっているけれど怒られてしまうお兄ちゃんの話で、彼の気持ちに気づき涙がでました。講演中の先生からはあたたかいお人柄がうかがえ、会場は多くの笑いや涙で溢れていました。

後半の「子育て相談会」では、日ごろの悩みを解決したいと何人もの方が手を上げられ、子どもの行動や自分の在り方のことなどの質問が出ました。
明橋先生と菅原はそれぞれの質問に対して、子育ての大変さを労いながら、
「お子さんは大丈夫、しっかり育っていますよ。今を生きているんですね」「カッときたら『大好きだよ』と言ってみて」

等のアドバイスをされていました。
会場内の方は、自分のやってきたことを認めてもらい、新しいアイデアを取り入れ明日からの子育てに生かしていけるだろうと思いました。

私はこの講演会を通して、少しでも多くの子どもやお母さんが「自分は大切にされている、存在価値がある」と思えるようにハートフルの活動を広げていきたいと思いました。
明橋先生、参加してくださった方々、本当にありがとうございました。

宮島佐代子 




                            



2011年11月23日(水) No.7 (ハートフルクラブ)

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