活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/東京(3)


5月12日、初級養成講座(東京)第3回目にアシスタントに入りました。

まずは恒例のチェックインです。この1か月の間に起こった中で自分が気づいたことが話されます。
私達アシスタントは受講生の方のチェックインを聞いているだけですが、それぞれの気づきを聞くことにより自分の中にも気づきが生まれ、また学ぶことが出来ます。
日常に起こっていることを再度確認する作業にもなります。

この日のテーマは「責任」でした。
ハートフルコミュニケーションでの「責任」とは「反応する能力」と言っています。
反応するためにはまず、何が起こっているのかを認識できなくてはいけない。現状をどう受け取れるか、この結果となった原因をどうみるかということで反応することができるのです。
しかし、この結果が起きた原因を自分ではなく他の誰かや何かのせいにしたとき、自分は相手や状況の”被害者”となっていきます。
被害者となってしまうと、それを解決するということもできなくなってしまう。自分以外のまわりのせいにして自分を正当化することで、反応することから逃れて、現実さえ見えなくなってしまうのかもしれません。

私は講座に参加しながら、ふと、ランチの時に菅原先生に相談した家庭の状況を思い出していました。今、まさに私は被害者になっているのかもしれない。

自分を正当化し相手を責めている私は、実は被害者になっていることさえ気づいていなっかたようです。被害者になっていることに気づいたことで、この状況を冷静にもう一度考え直してみようという気持ちが芽生えてきました。
自分の中で何が起こっているのか現状を把握し、どうしたくて、そのために私には何が出来るのか、「責任」ということをじっくり考えてみるいい時間になりました。

コーチングを行ううえで、現状を把握するということは大切です。
現状を受け止めることができてはじめて、「ではどうしよう?」と反応して考えることができます。「相手をどうしたいか」ではなく、「自分に何ができるか」を考えることができます。
何かに行き詰まりを感じている時、「今、私は被害者になっていないか」という視点から見てみることも必要なのかもしれません。

私にとってアシスタントに入る楽しみは、講座の学びを再び受けられることとともに、講師の菅原とのランチができるということがあります。
ここでのおしゃべりの中でも元気をもらい、日頃たまった心のコリをほぐしてもらえています。ダブルの効果がある、深い学びの場となっています。

藤野美奈 




                                  

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