活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第30回ハートフルクラブ


9月10日(土)岡山県岡山市にて、第30回ハートフルクラブが開催されました。今回のハートフルクラブは、30回目にして、初めての地方開催となりました。
岡山、広島在住のハートフルコーチが所属するチーム倉敷が、西日本の皆さんへハートハートフルコミュニケーションに出会う機会をお届けしたいという思いから、今回のハートフルクラブを企画しました。

当日は、満席の参加者とスタッフ合わせて63名の参加となり、会場は初開催の期待と喜びでいっぱいのスタートとなりました。
”午前の部”は「エニアグラムで学ぶ “人は9人9色”」。当NPO法人の代表理事 菅原裕子が、
通常2日間で行うエニアグラムのワークショップのエッセンスを2時間に凝縮した特別バージョンでお届けしました。

ハートフルコミュニケーションでは、「子どもの幸せな自立」を目指し、親が子どものコーチになることを提案しています。このエニアグラムは、親が自分と出会い、子どもを理解するための学びのプログラムの一つです。
人にはそれぞれ、生まれ持った気質があると言われています。その気質を9つのタイプに分類した気質学「エニアグラム」を用いて、自分自身や子どもの気質を理解し、子育てに活かしていこうというのが、今回のテーマです。

講師の菅原が9つのタイプの特徴を次々に説明していくと、「あ〜わかる!」「そうそう、うちの子こんな感じ」「あぁ、そういうことだったの〜」など、参加者の納得の声や笑いが会場のあちこちから沸き起こりました。
一通りタイプの説明を聞くと、誰もが「もしかして私ってこのタイプ?」「うちの子、きっとこれだわ」という感じで、思い当たるところがあったようです。なかには「このタイプのこの特徴と、こっちのこれと両方当てはまるわ。どっちだろう」という方もおられたようで、「もっと詳しく知りたい」という声も聞こえてきました。

”午前の部”の終わりは、講師の菅原裕子による『ひび割れ壺』の朗読。エニアグラムを学んだあとに聴く『ひび割れ壺』は心に染み入り、多くの参加者が感動に涙しました。
今回のハートフルクラブは、通常は会員のみを対象としている”午後の部”も一般の方にご参加いただけたため、ほとんどの方が終日申込をしてくださっていました。
”午前の部”が終わると、受付担当の私のところに数名の方がお越しになり、午前で帰る予定だったけど、ぜひ午後も参加したいと、うれしいお申し出をいただきました。

”午後の部”が始まるまでは、ランチ休憩で会場も開放していました。ランチを食べながらも
「あなたは何タイプ?」とエニアグラムの話が止まりません。
その盛り上がった気持ちのまま、”午後の部”がスタートしました。

午後からのテーマは、「子育てIdea Boxライブバージョン」です。
「子育てIdea Box」というのは、ハートフルコミュニケーションのHPで、菅原裕子とハートフルコーチたちが悩み相談にそれぞれの経験から様々なアイディアでお答えするコーナーです。
http://www.heartful-com.org/html/02_16.html

今回のハートフルクラブ”午後の部”は、”午前の部”のエニアグラムの学びをもとに、講師の菅原裕子の進行で、参加者からの悩みや疑問をその場にいる参加者全員で考え、似たタイプの子を持つ参加者の話や同じタイプの参加者の体験を聞きながら、具体的な対応、解決の糸口を見つける、ライブ感満載の子育てIdea Boxです。

まずは、参加者同士でグループを作り、子育ての悩みを語り合いました。実は、参加者の中に、日ごろ親が学んでいるハートフルコミュニケーションに興味を持って参加してくれた数名の高校生と大学生がいました。彼らは、子どもたちでグループを作り、「うちの親って…」というテーマで語り合いました。悩みがテーマのわりには、どのグループも笑顔で楽しそう、話は尽きないようでした。

その後、参加者からの困りごとや悩みについて、講師の菅原がエニアグラムのタイプを使って、その行動はどの気質によるものなのか、そんなときはどうするかを話し、具体的な対応方法について学びました。
エニアグラムという共通理解を持っての質問は、「私は○○なタイプ○で、子どもはタイプ○で、いつも……に困っていたんですが、それは、タイプ○だからなんだとわかりました。それで私はどうしたらいいんでしょうか」というところから始まり、会場は大盛り上がりでした。
講師の話を聴いたり、グループで話したりしながら、日ごろの子育てでのそれぞれの悩みを通して、9つのタイプをより理解することができました。

一日のプログラムを終えて、参加者からは、「来てよかった」「子どものことが少し理解できました」「子どものタイプを知ることで、今まで理解できず苦しかったことがわかり、楽になりました」と、たくさんの感動と喜びの声をいただきました。

今回のハートフルクラブは、参加者の皆さんにとってはエニアグラムを学ぶことで、自分と子どものタイプを知り、今まで理解できなかった子どもの行動の謎が解け、その上でどう対応したらいいのかを考える学びの場となりました。
また、開催地岡山だけでなく、近隣県や遠方から新幹線に乗ってお越しくださった参加者のみなさんの笑顔に出会い、ハートフルコミュニケーションを西日本のみなさんにお伝えすることができ、私たちチーム倉敷にとっても充実した一日となりました。

地方初開催のハートフルクラブを大盛況のうちに終えることができ、チーム倉敷メンバー一同、ホッとしつつも、この反響の大きさをしっかりと受け止め、次の活動につなげていきたいと思っています。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

チーム倉敷/豊田園子 




2016年09月21日(水) No.116 (ハートフルクラブ)

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