活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/東京(2)


5月14日(日)にハートフルコーチ養成講座初級の2回目にアシスタントとして参加しました。

「初めまして」の緊張から始まった一回目とは違い、一ヶ月ぶりの受講生仲間との再会に、皆さんホッとした笑顔の中、和やかに2回目が始まりました。
まずは、恒例のチェックイン。
この一ヶ月間、自分の課題にどう向き合い、どう学び、気づきを得たかをシェアする時間です。わずか一ヶ月ですが、皆さん様々な気づきや、変化があったようで、ハートフルコミュニケーションの学びのパワフルさを垣間見ることができました。

午後からは、さらに深い学びの時間です。今回のテーマは「愛すること」。
子どもに愛することを教えることは、自己肯定感を育てること。
講師・菅原からは、親として、大人として、愛することをどう伝えていくか、何が大事なのか、という話がありました。
そのなかで私が一番印象に残った言葉は、「礼節を持って接する」です。

愛することを教えるのは母性の仕事、しかし、母性の落とし穴は、自分と子どもを区別しないことです。
「愛することを教えるならば、子どもを一人の人として、節度を持って接することが重要です。礼節を持って子どもに接すれば、自ずと関わり方が見えてきます。隣家の奥さんに「ちょっと!あんた!!」と、いきなり失礼なこと言いますか?」と、ユーモアを交えて話がありました。

「礼節を持つ」、ハッとしました。
というのも、私の息子は、マイペースで、じっくり考えてから行動するタイプ。
その姿が、せっかちな私には、「まったくこの子は、何をするにもゆっくりで、さっさと動けばいいのに!!」とイライラの元になり、時に、イライラの衝動に任せ「早くしなさい! 早く早く!! 遅い! さっさと!」と急かしてはマイナスの言葉を息子の意識のキャンパスに書き込んでいるのです。
頭では「一個人、一人格」そう思っていても、ついつい、『私の息子』という括りで見て自分と子どもとの区別がなくなって、失礼な言動を取ってしまっていることに、改めて気がついたのです。
学ぶと、こうして気がつくことがたくさんある。学び続けるのは大事だなと思いました。

そして、次に、コーチング実践の時間。
2回目のテーマは「傾聴の大切さを知る」です。
1回目の「傾聴を体験する」よりもさらに一歩進んで、「傾聴の大切さ」を体験する時間となりました。
3人1組でのコーチングの練習の仲間に、私も入れてもらいました。
皆さん、一回目で学んだ傾聴技法を使って、一所懸命に聞き手に徹します。
「聞き手に徹するのは疲れるものですね」「傾聴と頭でわかっていても、ついついアドバイスしたくなりますね」「聞いてもらうって気持ち良いですね」など、の感想がありました。

傾聴というと、私にはいつも思い出すことがあります。
20代始め、当時の仕事が面白くなってきた頃、友人から「仕事について相談がある」と言われ、行きつけのBARのカウンターでその友人の話を聞いていた時、いきなり友人が「聞いてくれないなら、もういい!!」と言って怒ってしまったことです。
その時は、「なんなのよ!? 人がせっかくアドバイスしてるのに!」と喧嘩別れしたのですが・・・
彼女は、アドバイスなど、欲しくはなかったのです。
ただただ、わたしに聞いて欲しかっただけ。聞いてもらって気持ちを軽くしたかったのです。今ならそれがわかります。
傾聴の大切さを身を持って学んだ出来事でした。
あ、そのあと、ちゃんと仲直りして、今でも友達です。

このように、わたし自身も様々な学びの時間となっている養成講座初級。
今後、半年間アシスタントを勤めさせていただきますが、このあとも受講者の皆様と共に歩んで、共に学びを深めていきたいと思いました。

ハートフルコーチ・江成真紀子












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