活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルキャラバン in 品川のご報告


6月4日(日)品川区のスクエア荏原にて、チームTOKYO主催のハートフルキャラバン「子どもの心のコーチング講演会&グループセッション」が行われました。

ハートフルキャラバンとは、菅原裕子の講演会と、ハートフルコーチによるセッションを併せて体験頂けるプログラムです。
当日は天候にも恵まれ、総勢65名(内男性5名)ものご参加を頂きました。
今回は参加者の年代層も幅広く、男性の参加も多く見られました。

前半の講演会では、ハートフルコミュニケーションのエッセンスを語る菅原の話に、多くの参加者が熱心に聞き入っていました。
ヘルプとサポートの違いをお伝えする場面では、子育てにおける身近な事例をもとに進められました。参加者の中には共感して大きく頷く方もいれば、思わず苦笑いを浮かべる方もいて、自身の子育て体験を振り返る様子が表情等から伝ってきました。
また子どもとのコミュニケーションを考える体験ワークでは、参加者自身が子ども役・親役となって、お隣の人と会話をします。ワークの中では、子どものためを思う親の何気ない言葉に、「恐怖を感じる」「何で?と詰め寄られる感じが嫌だ」といった声が上がっていました。同時に、親の話し方・接し方をひと工夫することで、「あっ、何だか今度は聞いてもらえている感じ」と、子どもの感じ方の変化に気づく様子も見られました。 

講演会の最後には、「ひび割れつぼ」の朗読がありました。
「あるがままの君じゃなかったら・・・」というフレーズがその場にいる全ての人を優しく包み込み、参加者の中には思わず涙を拭う方もたくさんいらっしゃいました。


後半のグループセッションでは、講演会での学びを自分の子育てで具体的にどう活かすかを話し合いました。私はタイムキーパーとして会場全体を見渡す立場にありました。はじめは緊張ぎみの参加者でしたが、子育ての現況や自身の気持ちをシェアしていくうちに、徐々に明るい表情へと変わっていく様子が伝わってきました。

今回のハートフルキャラバンは、チームTOKYOのメンバーが力を合わせて半年以上前から準備してきました。その舞台裏には、皆がそれぞれの事情を抱えながらも「ハートフルキャラバンを必ず成功させたい!」という熱意に満ちた思いがありました。
私にとっての「成功」は、参加者の皆さまに、「参加して良かった」「自身の子育てにすぐにでも活かしたい」と思ってもらえる、そのことだけでした。
私は今回のハートフルキャラバンがチームTOKYOメンバーとして初めての参加で、戸惑うことも沢山ありました。
そんな中、私にできることは、当日の会場設営や館内誘導、タイムキーパーなどの裏方業務でした。不慣れな私ですが、信じて任せてくださったメンバーのお陰で最後までやり抜くことができました。
そしてキャラバンが終わると、会場をあとにされる参加者の表情からは自然と笑みがこぼれ、とても満足された様子でした。
最後のアンケートにも、「子育てのヒントを沢山頂けました」「身近な例えでわかりやすい内容だった」「様々な親の意見が聞けて良かった」といった嬉しい感想が寄せられました。

こうしてキャラバンの幕はとじ、最後に私の中に残ったものは、今回のキャラバン開催に関わったすべての方、また参加者の皆さまに対する感謝の気持でした。
そして何より、参加者の皆さまの笑顔と、「今日からまた子育てを頑張ろう!」と思ってもらえることが一番の喜びであると、改めて感じられる一日でした。

チームTOKYO/堀 善雅






2017年06月25日(日) No.160 (会員チーム活動::チームTOKYO)

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