活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

セミナーin東京/子どもを幸せに導くしつけのコーチング(1)


9月9日 ハートフルセミナー シリーズ4回の第1回目 『まず、親の衝動をコントロールしよう』に参加しました。

参加者は、現在子育て中のお母さんが中心で、お子さんの年齢は幼児から社会人までと様々でした。親子関係に悩みがあり参加された方、イライラを抑えられない、と参加された方、エニアグラムに参加され、もっと学びたいと参加された方、職業柄子どもと接する機会が多い方など、動機も様々でした。

はじめは、親の役割―子どもを幸せな自立に導くために「愛すること」、「責任」、「人の役に立つ喜び」を教えること。そのためには親子の信頼関係を築くことが大事という話から始まりました。参加者は「うんうん」とうなずきながら、熱心に話に聞き入っていました。
私達親は、たくさんの「子どもは〜べき」、「子どもは〜べきではない」を持っています。そして、親の「べき」を押し付け、親の「べき」からはずれていると、勝手に腹を立てていたことがあります。

『「怒り」の感情自体は悪いものではないけれど、「怒り」は怒る方にも、怒られる方にもダメージが大きい。感情を野放しにせず、感情のコントロールをすることは、人生の質に関わる大事なこと』という講師・菅原の言葉は、私の胸に刺さりました。
イライラを子どもにぶつけるのは良くないとわかっていながら、衝動を抑えることができない、という方は多いと思います。私もその一人です。ずっとそのことで悩んでいました。

また、『子どもの否定的とも思える言動には、肯定的な意図がある』という言葉も印象的でした。子どもにとって良いことがあるから、問題行動ともとれるような言動をする。もし、問題行動をしなくても子どもにとって良いことを手に入れることができれば、問題行動はしない。目から鱗が落ちるようでした。今までそんな目線で子どもの言動をみたことがありませんでした。
「怒り」の感情に気が付いた時、自分の子どもへの欲求を考え、感情をコントロールし、否定的な子どもの言動から、子どもが何を思い、どうしたいのかという肯定的な意図をみつけることができれば、子どもの気持ちに寄り添うことができると思いました。 
感情に流されてしまうと見落としてしまいがちな子どもの真意も、感情をコントロールし、冷静になればみえてくる。子どもの真意が分かれば、親としての対応の仕方もわかる、ということなのではないかと思います。

帰りの電車の中で、宿題であった「いつもの場面を思い出しながらのメンタルリハーサル」をしながら帰りました。その日、さっそくその場面があり、冷静に対応することができました。
その後も、日々の生活の中でイライラしてきたら、まず一旦立ち止まり、自分はイライラしていると客観視するように心掛けています。今自分がどうして欲しいのか、子どもに何を期待しているのかを考えます。そして、「こういう理由で、今こうして欲しい」となるべく感情的にならないように伝える練習をしています。つい感情に流され、それが難しい時も多々ありますが、そんな時は極力その場を離れ、気持ちが落ち着いてから伝えるようにしています。

今回のセミナーでは、怒りのメカニズムを学び、自分の感情に気づき、訓練することにより、穏やかな表現で相手(子ども)に思いを伝えることができる、ということを学べました。
自分の感情と向き合い、怒りに身を任せずに、怒りを受け入れたうえで感情をコントロールすることが招く幸せを思い描くことができました。
まだまだ失敗も多く、努力が必要ですが、今後、より強い親子の信頼関係を築いていきたいと思っています。

ハートフルコーチ・吉原智美 





No. PASS