活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

エニアグラム2(関西)


エニアグラムとは、人間が生まれつき持っている「気質」を9つのタイプに分類して考える学問です。
「気質」とは、後天的に形作られる物ではなく先天的に持っている物です。
例えば、人にぶつかられた時に悲しい。と感じる人もいれば、怒りを感じる人もいます。
感じ方は、まわりからどうすることもできない個人個人の感覚です。そして、何が正しい、ということでもありません。

自分の気質のタイプを深く知ることで自己成長を促し、他人のタイプをよく理解することでよりよいコミュニケーションを取ることができます。
ハートフルコミュニケーションのエニアグラムの講座は「1」を学んでから「2」、「3」、「4」と学びを掘り下げていける、また、同じ講座に参加してもその度に、自分自身を見つめ直し新たな気づきが得られる、とても魅力的な講座です。
11月16日、17日に関西では2回目になる「エニアグラム2」の講座に参加しました。私の参加も2回目。

「エニアグラム1」では、9つそれぞれのタイプの根源的な恐れや根源的な欲求、ストレスがかかった時の変化の仕方などを学びました。
参加者の実際のエピソードなどを聴くことによって、自分の捉え方が当たり前ではなく、タイプによって人はこんなにも違うのだということを実感することができました。
そして、どのタイプが優れているということではなく、それぞれに輝くものがあるのだと素直に思えました。
自分と子どもが違うタイプだと認識したことで、今まで気になっていたところも流せるようになってきました。
夏休みの宿題を例にあげれば、私は夏休みになってから2週間以内に絵日記や自由研究以外は済ませてしまう子でした。子どもは最終の1週間で全部をするようなタイプです。
私のペースを押し付けたらどうなるか・・・・。
見守れるようになったエニアグラムの学びに感謝です。

今回受講した「エニアグラム2」では、それぞれのタイプの状態を健全、通常、不健全の段階に分けて陥りやすい思考の癖を学びました。
タイプの持つ根源的な恐れに囚われ、負のスパイラルに落ちていきそうなときに立ち止まれたら、健全度が下がるのを防ぐことができます。

私自身は先の心配をし過ぎて、不安に駆られてしまう傾向があります。
まだ起きてもいないことが、もしかしたら起きるかもしれない。そうなったらどうしたらいいだろう・・・。何も、できることが無いかもしれない・・・。不安でいたたまれなくなる・・。そんな感じです。
ですが、エニアグラムを学んでから負のスパイラルの思考を一旦、止めることもできるようになってきました。
不安に駆られ始めたら、自分に聞きます。
「ねえ、それは今起きていること? 本当に起きるの? まだ、起きていないのに自分で暗い未来を描いていない?」と。

子どもが就職活動をしていた時のことです。
周囲の友達は、内定をいくつか貰っていました。子どもは、面接を受けた会社も5社くらいで、どの会社も内定決定が遅い会社でした。
本人にも不安があり、「本当に、就職できるのかな?不安やわー。就職できる気がしないわ。受験よりしんどい」とボヤいたのを聞いたとき、以前の私なら、「就職できなかったら大変!! どうしたらいいの?」と心配と不安に囚われていたと思います。
でも、立ち止まって自分に問うようにしていたからか、「不安になるよね・・・。でも、きっとあなたなら、大丈夫」と、子どもの不安を受け止めつつ、子どもに対しても私自身に対しても「大丈夫」の言葉を落とし込んでいました。心配はしましたが、不安でいたたまれなくなるようなことはありませんでした。
子どもは不安を吐き出せたことで少しスッキリしたのか、「内定が決まったら連絡するわ」と言って下宿に帰っていきました。
その後、無事に就職も決まり、オロオロしなくてよかったと思っています。
不安に囚われてしまっていたら、「もっとたくさんの会社の面接を受けた方がいいんじゃない?」と言ってみたりと、要らぬおせっかいを焼いていたでしょう。
子どもも、親が自分のことを信じていないと感じたかもしれません。

エニアグラムをもっと学び、自分の癖や傾向への向き合い方を考えてみたい。
家族のタイプをよく知ることで、今よりいい関わり方、サポートが出来るようになりたいと思っています。

2月23日、24日に開催されるエニアグラム3が、今からとても楽しみです。

ハートフルコーチ・安村典子




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2019年11月23日(土) No.246 (エニアグラム::エニアグラム2)

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