第54回ハートフルクラブ
7月15日(日)の第54回ハートフルクラブは「言葉とイメージで、あなたが大切を伝えよう」をテーマに、33名の方が参加される中、オンラインで行われました。
今回のハートフルクラブに参加された方には、事前に大切な人に贈りたい写真をご用意いただき、ワークショップの中で大切な人に贈りたいメッセージを考え発表し合いました。
ワークショップの前には、ハートフルコミュニケーションが毎朝配信しているハートフルメッセージの話題になりました。ハートフルコミュニケーションでは一日の始まりに心がホッと暖かくなるような短いメッセージを「ハートフルメッセージ」として、毎朝お届けしています。
さらに写真を使うことにより、五感(視覚)を通して「あなたが大切」をより深く伝えることができます。参加された方、一人一人が大切な人を思い描きながらメッセージを考え、3〜4人のグループに分かれて発表し合いました。
子どもに、親に、友人に、それぞれが思う大切な人へのメッセージはどれも相手を想う気持ちが感じられ、心揺さぶられるものでした。まわりの方の発表をお聞きになって、時に笑い、時に涙したりしている参加者の方々の様子も印象的でしした。
私自身、参加したはじめはすぐに思いつかなかったメッセージが、みなさんの発表をお聞きした後には、感情が揺さぶられ、たくさんの人に感謝とあなたが大切を伝えたい、そんな気持ちが溢れてきました。
大切な人へのメッセージは身近だからこそすぐにでてこない、という方もいらっしゃいましたし、私もその1人だったのですが、伝えやすい方へのメッセージから考えてみたり、他の方のメッセージをお聞きすることで刺激を受け、自分の中から湧き出るあたたかなまわりへの感謝の気持ちに気付くことができました。
「まわりの方の発表を聞いて、なぜ温かい気持ちが溢れてきたのか?」
そんな問いを私にしてくださった方がいました。
日頃、私たちは日常の流れに追われていますし、子育てにおいては心配事や不安に目が行きがちです。でも今回のワークショップのように、大切な人に伝えたいメッセージや感謝の気持ちに目を向ける時間を意識して作り共有することで、もともと自分の中にある愛や感謝に改めて気付くことができるのだと思いました。
なんとなく感じていることをあえて言葉にすることで、自分の中にある愛や感謝の気持ちに出会うことができ、そんなことを感じている自分もなかなかいいじゃないか、と自分の内側から活力が湧いてくるような感覚がありました。そしてその感覚が呼び水となり、愛や感謝の気持ちが湧き上がってくるのではないかと思いました。
終わりに、当法人代表理事の菅原裕子が話した言葉も印象的でした。
「私たちが愛に溢れる言葉を使うとき、自分をも満たしている。相手の心を傷つけるときもまた、自分の心をも傷つけている。一番伝えたいことを伝えよう」「子どものあまりの行動に困り果て、なんと言っていいか分からないとき、大好きだよ、と伝えよう」
そんな言葉で締めくくられました。
今回のハートフルクラブでは、ワークショップを通じてみなさんの大切な人へのメッセージをお聞きし、感情が揺さぶられ、自分の中に湧き上がる愛と感謝の気持ちに気付くことができました。
忙しさに流されるような日々ですが、こうして時々立ち止まり、愛や感謝に意識的に目を向ける機会を作ることは、自分を満たし、人生を豊かにしてくれることに繋がると感じました。
ハートフルコーチ・ 篠田彩香
2024年08月03日(土)
No.314
(ハートフルクラブ)