活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第59回ハートフルクラブ


2026年3月7日(土)、第59回ハートフルクラブを開催し、「子どもの心のコーチング〜入学サポートプログラム編〜」をテーマに、ハートフルコミュニケーション代表理事・菅原裕子によるオンライン講演を行いました。

本講演は、ハートフルコミュニケーションが自治体向けに20年にわたり提供してきた入学サポートプログラムを、個人の保護者の方々にも届ける形で実施されたものです。
当日は、入学を控えた保護者の方をはじめ、小学生・思春期・不登校のお子さんを持つ保護者やコーチングを学ぶ方など、58名が参加されました。

講演では小学校入学という大きな環境の変化の時期に、「入学準備の本質は“心の準備”である」というメッセージのもと、ハートフルコミュニケーションが提案する「子どもの幸せな自立」についての話がありました。

私自身は小学校入学前の子どもはいませんが、この春に中学校へ入学する子どもがおり、新しい環境になじめるのか不安な気持ちがありました。そのなかで、今からでも親としてできることはないだろうかと思い、今回参加しました。

入学準備というと、どうしても持ち物や生活リズムを整えること、勉強についてなどに意識が向きがちです。私自身もそうでした。
けれども講演では、菅原の「心の準備さえしていけば子供はなんとかやっていけ
る」という言葉がとても強く心に残りました。

特に印象的だったのが、「責任を教える」という話の中で出された問いです。
「3歳くらいの子どもがテーブルに水をこぼしたらあなたはどうしますか?」
私はすぐに拭いて、新しい水を持っていくだろうな、思いました。菅原はこの質問に対して、「3歳の子どもは自分で拭く力を持っている、何も言わずにみていたらきっと自分で拭こうとするだろう」と話しました。

その言葉を聞いたとき、私はこれまでの子どもと自分とのかかわりが思い浮かびました。寒い日には風邪をひかないか心配で、子どもが「大丈夫」と言っても、もう一枚余計に着せる、テストで失敗しないようについ口うるさく勉強の確認をする、など、振り返ってみると、子どものため思っていた言葉がけは、自分の不安を解消したいという気持ちが含まれていることに気づきました。子どものためではなく、自分のための声がけだったのです。

子どもを信じて見守ること。
これは簡単なようで実はとても難しいことなのだと感じています。

もしこのまま先回りして手を出し続けてしまったら、子どもは自分で考えることを放棄し、子どもの幸せな自立からはどんどん遠のいてしまいます。
子どもがどの成長段階にあっても、子どもはできる力があると信じて、見守るこ
と。その積み重ねが、これからの学校生活を支える、子ども自身の大きな力になっていくのだと感じました。
小学校前にこの講演を聞きたかったという思いもありますが、今日からできることに目を向けます。

「これは子どものため?それとも自分の不安のため?」と立ち止まり、自分に問いかけながら、子どもとの日々のかかわりを大切にしていきたいと思います。

ハートフルコーチ・桂井亜紀 



2026年03月20日(金) No.332 (ハートフルクラブ)

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