ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

待てない私


おはようございます。
神奈川県の米澤です。
リレーが6巡目に入るあいだに梅雨も明けて、学校の夏休みも始まりましたね。
みなさん、いかがお過ごしですか?

倉敷の三谷さんの「心のゆとり」のお話、私は真夏の清涼剤として読ませていただきました。そして、最近のこんな出来事を思い出しました。

実は私、テニスにハマっていまして。
最初は子どもが習い始めたのですが、それがあまりに楽しそうで、しかもドンドン上手くなるし、
「これなら私もできるかも♪」と勘違いしたのがきっかけです。”四十の手習い(若干サバ読み)”で私もスクールに通い始めました。

哀しいかな、数年経った今も驚くほど上達していませんが、それでも毎週楽しみに通っています。
下手なだけに、ラリーがちょっと続くだけでうれしさも人一倍ですし、なんといっても、コーチの教え方が勉強になるのです。
球出しひとつにしても、上手い人にはちょっと頑張らないと返せないところへ。私には確実に返せる打ちやすいところへ。調子が上がってきたら、少し難しい球も織り交ぜて。それも、瞬間の判断で! 
毎回、脱帽しているのですが、先週もこんなことがありました。

そのときの私は、いつにも増してボールをコントロールできず、変な方向に飛ぶわ、ラインをオーバーするわで散々でした。
するとコーチが、
「打つのを一秒、待ってください」
え?という顔の私に、
「待っていれば、ボールは飛んできますから」。

なるほど、たしかに。
しかも言われたとおりにしてみたとたん、自分が打ったとは思えないくらい綺麗なボールが相手コートに!
ほんの一秒待つだけで、ボールはベストポジションに飛び込んできてくれて、
相手とも呼吸の合ったラリーを続けられたのです。

自分の番が終わって、プレーを振り返ってみると、
うまく打てなかったときの私は、「ちゃんと打たなきゃ」と焦るあまり、ボールに近づきすぎて前のめりになっていたことに気付きました。それを見抜いたコーチの一言だったのです。

またしても脱帽。と同時に、あっ!と思いました。
最近、子どもとの関係でもそうかも。
ちょっと前のめりになっていて、子どもが自分から来るのを待っていなかったかも。

この間も、
「子どもが手を繋いでくれなくなったなぁ、思春期が近づいてきたんだなぁ、もしかしたらこのあいだ繋いだときが最後かも?」
なんて勝手に思いを巡らせたあげく、
私から手を伸ばして「暑い!」と振り払われちゃったっけ。

ちょっとゆとりを持ってみよう。
子どもから求めてくるのを、待ってみよう。
求められた時に、呼吸を合わせて応えてみよう。
そうしたら、どんな反応をするかな? どんな展開が待っているかな?

書いているだけでも楽しくなってきました。
このブログのおかげで、日常のちょっとしたことから子育てを振り返る習慣がついたように思います。
読んで下さるみなさんのおかげです。
ありがとうございました。

6巡目のバトンを静岡のジ〜ニ〜に託したところで、私はリレーから卒業します。
7巡目からは新しいメンバーも加わりますので、どうぞ楽しみになさっていてください。

神奈川県/米澤佐知子 





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