ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

長男は長男


みなさん、こんにちは。
かずぱること藤田さんからバトンを受け取りました、東京都世田谷区在住の平沢恭子です。
小学5年生の長男と保育園に通う4歳の次男、夫の4人家族です。
リレーブログは私も初参加。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

かずぱるさんの「子は親の鏡」をうなずきながら読みました。
次男が食事中、箸を落としたり、飲み物をこぼしたりするたびに「面倒くさいな、もう」といいながら対応していたら、いつの間にやら「めんどくさい」が次男の口癖になっていました。表情までそっくりでまさに鏡(汗)。気をつけないとと思った次第です。

さて、今日は小5の長男との出来事を書きたいと思います。
長男は家の中でのんびり過ごすのが大好きで、休日ともなると日長一日のんべんだらりと過ごしています。
その姿をみては、「天気がいいんだから、少しは外で遊んできたらどうなの?」と嫌みを言うも、長男はどこ吹く風といったそぶりで
「疲れているからいいの。好きにさせてよ」と取り合ってくれません。
私は心中、『なんでもっと活動的にすごさないの? 他の子はサッカーや野球のクラブチームで1日中運動して、充実した時間を過ごしているのに・・・』
と、他の子と長男をくらべてはため息をついていました。

そんなある日曜日のこと、私の所属する小学校PTAバレー部の大会がありました。
親にとっては楽しい一日ですが、付き添いで来る子ども達は体育館のすみっこや限られた教室で遊ぶしかない一日です。まさかそんな大会に長男がついてくるはずはないと思いつつも、一応声をかけてみました。
すると、予想に反して一緒に行くという返事。
「え? 朝早いし夕方遅くまでずっと体育館で過ごすんだよ。寒いし退屈だと思うけど」と心配する私に、「行くよ」ときっぱり。
本人が行くというならまあいいかと思い、一緒に行くことにしました。

大会当日は雨の寒い日で、一日中体育館にいた長男は、大会が終了する頃には予想通り疲れて不機嫌になっていました。
自宅に帰宅後、試合の様子を夫に「今日はすごくいい試合だったんだよ。負けて悔しいっ!!」と話していたときのことです。
疲れてぐったりとソファに沈みこんでいた長男が、やおら立ち上がり
「あ、そうだ! 試合の様子はDSで撮っておいたからね。ママが1点決めたところもばっちり撮ったよ」
「ええ!? そうなの? 見せて見せて」と勢い込んでゲーム機のDSを再生してみると、
「あ、今逆転しましたっ!!」「さあ、マッチポイントです。頑張れ、○○小!!」と白熱の実況中継付きで映像が流れてくるではありませんか。
思わず笑いとともに、
「おおー! よく撮れてるじゃん。ありがとね。なんかもっと頑張ろうって気になってきたよ。来年は勝つぞー!!」」と意気込む私。それを見た夫も「いい試合だったんだね。ママ、がんばったんだね」
そんなやりとりの合間に長男は、「マーサージしてあげるから横になって」と私をいたわってくれます。
「疲れてるんでしょ?」と言うと「いいから、いいから♪」と、なんだかとても嬉しそうな様子です。

そして気がつきました。彼は「応援するのが好きなタイプ」なのだと。
頑張っている誰かを応援するためなら、のんびり過ごせる休日を返上してもオーケー。
誰かを力づけることが好きで、それで周りのみんなに喜んでもらえると嬉しくて、それができる自分が好きなんだろうな、と感じることができました。
その発見は、私にとってとても嬉しい気づきでした。なぜなら、彼は彼なりの方法で自分を充実させる術をもっていると確信できたからです。
そんなことがあってからは、休日に家でのんびりしている姿を見ても、「ま、いっか」と思えるようになりました。
他の子どもと比べそうになったときは、この日の出来事を思い出して「長男は長男♪」と呪文をとなえています。

さあ、お次はトップランナー佐々木さんにバトンを戻したいと思います。
軽快な佐々木さんのブログ、楽しみだな♪

東京都/平沢恭子 





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