自分の怒りに耳を傾ける
埼玉の斉藤です。
だんだんと暖かくなってきましたね。お庭の小さな梅の木は満開です。
春の薫りを感じると、こころがウキウキしてきます(*^_^*)
さて、先週のわたなべさんのお話にあるように、体験してみてはじめてその人の気持ちがわかることって多いですよね。
「できないのはやる気がないから」という認識。
私も同じような認識を持って子どもに接していることが多いので、春だし、私も何か新しいことをはじめて、「できない体験」そして「できるようになるというワクワク体験」をしてみよう!と思いました。
さてさて、私は年頭のブログで「2013年 私の目標」は「家族に愛情が伝わる言動をする」と書きました。
この3カ月、家族に何か言う前に、それで本当に愛情が伝わるかを考えるようにしてきたつもりでした。
しかし、先日のことです。
放課後、小学校3年生の娘が友達と公園に遊びに行くといって帰ってきたら、みんなでプリクラを撮ってきたというのです。
公園で遊ぶと思いお金を持って行かなかった娘は、「後日友達にお金を返さなくてはならないがいくら返せばよいか。」と私に聴いてきました。
なんだか心がざわざわすると思いながらも、 「割り算をして、余りが出るようならその分はみんなで話し合えばよいのでは?」とアドバイスしました。
次の日、話し合いの結果かどうかは定かでありませんが、娘がかなり多く負担することになったと聴いた私は、
「どうして簡単な割り算ができないのか。」「なぜ、あなたがかなり多く負担しなくてはならないの。」と怒りの表情で、娘にイライラをぶつけていました。
そして、ひととおり私のイライラをぶつけてしまったあとで、今の言動で娘に愛情が伝わったかを考えてみました。
すると、私がイライラしていることは伝わったが、愛情どころか、何に怒りを感じているのかさえ娘に伝わっていないことに気付きました。
そこで、なんでこんなにも私はイライラしているのか?本当はなにに怒っているのか?と自分の怒りの声にじっと耳を傾けてみました。
すると、
・遊びに行くと言っていた場所と全く別の場所に行くことは心配だからやめてほしい。
・少額でもお金を貸し借りすることは、トラブルになるといけないのでやめてほしい。
・子どもだけで繁華街に遊びに行くのは危険なことも多いから、もう少し大きくなってからにした方が良いと思う。
といった娘への想いが聴こえてきました。
そして、自分の本当の気持ちが自分でよくわからなくて、娘に伝えられないからイライラしていたのだと気付いたのでした。
その後、娘には、「イライラをぶつけてしまってごめんなさい。怒っている時、ママも自分が何にイライラしているかわからなかったの。」とあやまり、怒りに耳を澄ませてわかった娘への想いを伝えました。娘はとても納得した様子で、他にどんな場所が危険だと思うか等、その後親子の会話はどんどんと広がっていきました。
このように怒ってしまってから反省することもたびたびですが、まだまだ、今年は始まったばかり。
怒りを感じたその時に、その怒りの声にじっと耳を傾けて、愛情がきちんと伝わるような表現ができるようにがんばるぞ〜!
次は、千葉県市川市在住『かずぱる』こと藤田和枝さんです。
バトンを渡しま〜す!
さいたま市/斉藤由美子
2013年03月11日(月)
No.75
(日記)