ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

思春期のトンネル・・・?


みなさんこんにちは。海藻さんからバトンを引き継ぎます、神奈川県川崎市在住の杉本です。どうぞよろしくお願いします!

海藻さんのブログを読んで、子供って、必要な時期に必要な事を自分で育てられる力があるのだな〜と思いました。これからも楽しみですね。

我が家にもこの春、高校1年生になる娘がいます。小さい頃はと〜ってもおしゃべりだった娘も、中学入学を迎えると、親と話すという事もずいぶん少なくなりました。

私は「まあこれも、成長のひとつだわ・・」と思い、若干寂しさも感じましたが、ちょっと距離を置いて見守っていました。ですからこの3年間は、親子でたくさん会話したな〜という記憶はあまりありません。
ですが最近は、また娘から話してくれるという事も徐々に増えてきました。
いわゆる”思春期のトンネル”を抜け始めたのかしら?と思っていました。

ある日、娘がこう言いました。
「最近のお母さんは、話しやすいと思うわ」
「ということは、昔のお母さんは話しにくかったという事?」
私自身はほとんど覚えていないのですが、実は娘が「お母さんに言っても駄目だ、もう話したくない」と思うようなきっかけがあったらしいのです。

部活をはじめて間もない中学1年生の頃。新しい環境で色んな不安や不満があったのでしょう。娘が時々家で漏らす言葉を聞いて私は、
「そこまで大変ならやめちゃえば?まだ1年生だし」とか、「自分で決めた部活でしょう?」などと言っていたようです。
私は応援するつもり、励ますつもりだったのですが、それはまったく娘に伝わらず、逆にその言葉が娘の心のシャッターを下ろさせてしまったようです。
それからは部活について何か聞いても、
「お母さんに言わなくてもいい事だし」とか「別に大丈夫」みたいな、そっけない返答しか返ってきませんでした。

「その時どうすれば良かったかな?」と聞いたら、
「ただ聞いてくれればよかったのよ。“そっか、そっか。そう思っているのか”と言う風にね。私だって自分で考えなきゃいけないことぐらいわかっていたのだから」
「そうできていたら、どうだった?」と聞いたら、「もうちょっと話してみようかな?と言う気持ちにはなれたかもね」

お〜ぉ、たった一言がこんなに長い間、娘との会話を閉ざすきっかけになってしまっていたとは!しかも母は「まぁ、思春期だから仕方ないか〜」と呑気に思っていたとは。

ここ1,2年はハートフルで学んだ「聞き方」を、少しずつ意識するようになりました。
実践していることとしたら例えば、
*最後まで聞く
*どうしたいか聞く
*こういうふうに考えているのねと聞く
そして自分の意見は「お母さんはこう思うけどな〜」と最後に言う
・・・などでしょうか。その成果(?)もあって、最近の私は娘にとって「話を聞いてくれる母」と思えるようになってきたみたいです。
”思春期のトンネル”を抜けただけではなかったのかもしれません。

子供が成長すると様々な環境から会話をする機会は少なくなります。
だからこそ、子供と話せる時間はとても貴重な時間であると捉え、
気持ちよくそして楽しい会話ができるよう、”いい聞き手”になろうと思います。

来週は群馬の長橋さんです。
さて、ご家庭ではどんなお父様ぶりなのでしょうか? 楽しみです。

神奈川県/杉本真紀 










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