ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

同じ土俵に乗らない


みなさん、こんにちは。
川崎在住の杉本真紀です。

私もイラッとする感情が湧いてくることはありますが、「なぜ、そう感じているの?」と自分に問いかけてみる事は大切ですね。冷静な対応をするためのヒントになりそうです。

今回はまたまた高校1年の娘とのお話です。
9月の夏休みあけ、娘の学校では大手予備校の模擬テストがありました。
「もう結果が戻ってきているみたいよ」と、話していたママ友から聞いて(なぜ本人からではないか・・とも思うのですが)
「どうだったかな?高校生になって初めての外部模試だし。結果をきいてみよう」と思いました。(親であれば皆そう思いますよね。)

部活を終えて帰ってきた娘に、「模試、どうだった?」と声を掛けたら、
突然「ムッ!」として、「なんでそんなこと、今聞くのよ!」と声も態度も急に不機嫌に。

かつての私であれば、きっとこう言っていたでしょう。
「あのさぁ〜急に怒んなくてもいいんじゃないの?どうせ、結果もあまりよくなかったから、こうやって聞かれたら不機嫌になるんでしょ!」

これはハートフルコミュニケーションでよくいう「子どもと同じ土俵に乗ってしまう」ことですよね。

相手の態度や感情に即反応してこちらも感情的になり、対戦モードに入っています。
しかも結果が悪いとまで決めつけている。
横で見ている神様がいたら、「おいおい、それでは火に油を注いでおるぞ」と言われそうな光景です。

先ほども「かつての私」と書きましたが、ここ最近は自分をコントロールできるようになってきています。但し、自分に心の余裕がなかったり、体調が今一つな時には出来ないこともあるのですけれど。

まず、「お〜きたきた!その態度。」と思います。
思春期とはこういうもの。と自分自身で確認し、反応しないぞと覚悟を決めるためです。
そして「私が今、娘と作り出したい理想の状況はどんなものか」をイメージします。
今回の場合は「英語が難しかった」と話していたので、まずはその結果を聞き、今後に向けてどうすればよいかを一緒に考えることです。
それから娘にできるだけ穏やかに、自分の思っていることをIメッセージで伝えます。

できるだけ穏やかに・・がポイントで、私が工夫したことと言えば例えば、顔が引きつっていたら後ろを向くとか、語気が荒くなりそうだったら、普段の声より1オクターブ高い声で話してみるとか・・そんな事でした。

「覚悟→理想の状態をイメージ」。まずこの流れがつながると、私の場合はだいたいが、娘と同じ土俵に上がらず済みます。そして次のIメッセージへと進むことができます。

もちろん始めから上手くいっていたわけではありません。
でも意識していれば、少しずつですができるようになってきました。
最初の「覚悟」が決まった時点で、もうかなり冷静さを手に入れているようです。

今回は「30分だけ話す」といって椅子に座った娘が、気が付けば1時間近く。
「やっぱり英語の成績をあげたいんだよね。こういうことやってみようかな?」と具体的な方法もいくつか思いつき始めました。
自分で考えたことならば、きっとやるだろうな。と、ちょっぴり期待もしています。

お次は群馬のともどんです。
バトン渡しますね。

神奈川県/杉本真紀 





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