怒られる
ともどんのバトンを受けとりながら自然界での役割、人間界での役割という言葉が浮かんできました。
みんな、今を生きてるんだ〜
と思った明石のりえです。
最近、久々に「怒られる」という体験をしました。
先日、演劇の舞台がありました。
はじめましての役者さんが多く緊張感もあるうえに「セリフも一言一句、間違えてはならない」という緊張感溢れる現場でした。(セリフを間違えちゃいけないのは当たり前のことなんですよ、これ!)
毎回、稽古でいろんな"違うこと"をする私。その都度、
「セリフを間違えることで他の役者に迷惑がかかる、だから間違えないでください」
とお叱りの言葉。
釘を打たれる感じ。
稽古中にも間違えてはならない!
かなりのドキドキ。
しかし、言われれば言われるほどに心と身体が萎縮していき、よけいに上手くいかない。
間違えるたびに場の空気や言葉から「あぁ、怒られる〜」と
まさにみんなの顔色をみるという感じ。
そんな苦しい?稽古を何日か繰り返しいよいよ本番がやってきました。
意外にも舞台に立っているときは、いろんな角度からわりと冷静に全体を見ている自分がいます。
千秋楽!舞台の途中いつもは出てくるセリフがふっと出てこないことがありました。
緊張の中の本番は何が起こるかわかりません。
いつもは、なんとかする私でしたが
今回は違う言葉でつなごうとした瞬間に「セリフ、間違えたらだめ!」という言葉がうかびました。
そして、身体がかたくなりフリーズ。1〜2秒の間!
すかさず相手の役者さんがセリフをつなぎ助けられました。
自分でなんとか出来なかった。
間違えることをあきらかに気にし恐怖に感じている私を感じました。
始終、怒られていたわけでもないし、もう大人な私なのに、しかも演劇は私が好きでやってるのに。
「怒られる」という体験は、こんなにも心に影響するのかとちょっと驚きました。
間違えたくて間違えるわけじゃない。全力でやったつもりなのに間違えたことを一番に情けなく悔しいと感じているのは私自身なのです。
おかげさまで舞台は、多少のアクシデントはありましたが大成功に終わりました。
いつもとは違う芝居づくりの現場。
この年になり怒られることが久々だった私。
いままでいかに甘えさせてもらってのびのびと舞台に立たせていただいていたかということにも気付きました。
今後もあまり怒られたくはないけれど「怒られる」ということからたくさんの気付きがある体験でした。
次は、岡山の豊田さん〜!
バトンをはい!
兵庫県/はせなかりえ
2013年10月28日(月)
No.108
(日記)