ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

母とつきあう


札幌のわたなべです。先週の豊田さんのように、素直に言ってみるものですね。
もやもやしていた気持ちが晴れそう。私も見習いたいです。
ところで、倉敷では冬でも洗濯ものを外に干すのですね。
札幌ではあり得ません!そっちも気になってしまいました〜。

さて今回は自分と自分の母親との関係についてです。
私の母は父が亡くなって以来、十数年ひとり暮らしをしています。時々我が家へやって来ますが、移動も疲れるらしく、ここ数年は私が定期的に顔出しに行くことの方が多くなりました。
そんな母の口癖は、「早くお迎えが来ないかしら。お父さん、早くそっちに呼んでちょうだい」です。
そのたびに「そんなこと言わないで、長生きしてよ〜」と 答える私。それ以外の言葉は出てきません。

自分の不安や不満は私にぶつける人なので、その分私は強くなったと思います。
母とつき合うには『母だけど、普通のお年寄りなんだと思う』ことと悟りました。
70代の母を変えることは無理、ならば私が向き合う方向をちょっとずらしてみるしかないのです。
幸い、夫も「お義母さんに言ってもしょうがないっしょ」と笑ってくれるので、我が家は全員、
数々のおばあちゃん事変にも柔軟に対応できるようになってきました。

例えば、
自分の食事時刻は変えない。午後6時になったら、急にお腹がすいてめまいがする(らしい)。
“食後”の薬を飲むためにも、食事は絶対に規則正しく!「薬飲むから、ご飯食べなくちゃ」です。
そんな時、「おばあちゃんが来ると食事時間が決まって、みんなで食べるようになって良いね」となります。

出かける際には数時間前から支度がはじまり、何度も同じことを確認しますが、
「ゆっくり、気の済むようにやればいいっしょ」と言ってあげると安心しています。
あわてると誰でも見落としが出てくるものですからね。

また、「今もご夫婦でいる人はいいよね。娘は遠くてすぐ来てくれないし、私なんて・・・」という不満は、
災害時や悪天候時など心細い時には、必ず最愛の孫息子2人から
「どうしてる? 大丈夫かい?」とか「お友達の家にいるなら、落ち着くまでそこにいさせてもらいなよ」
というメールが届くことで、とても緩和されています。一緒にいたお友達からうらやましがられたようでした。
息子達、Good job!

まだまだボケることもなく、趣味で絵を描いたり、パークゴルフに行ったり、ある意味病院通いも大事なお仕事になっています。
時間はかかるけどメールだって打つし、絵文字もばっちりです。
何だかんだ言いながらも、できる限り自立して生活していようと頑張っている母は、口から出てくる言葉ほど弱くはないのかも知れません。
侮れない、70歳代パワー。
30年後の私と娘との関係を考えさせてくれる、貴重な存在でもあります。

では、次は埼玉の斉藤さんへバトンをお渡ししますね。よろしくお願いします。

北海道/渡辺寿子 


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