ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

桜の花びら舞う風景


ともどん、ももちゃんのこと、辛いですね。私も3年前に愛犬(さくら)を失ったのですが、いつもそっと私に寄り添ってくれていて、ただただそこに居てくれるだけでいい存在でした。も一度会いたくなりました。
バトンを頂きました明石のりえです。

さて、約2ヶ月前に去年からずっと体調が悪く、入退院を繰り返していた父がまさかの脳梗塞で倒れ入院しました。
幸いにも、すぐに病院に運ばれたので割と軽くすみましたが、父の入院とともに母の病院通いについての問題が勃発しました。

父が倒れて運ばれた病院は、実家からバスと徒歩で40分。バスで通院すると言う母自身が高齢で足もたよりなく危なっかしい。
しかし、父も母には毎日のように来てほしい様子で母も父が気になる。
ということは、父の病院に付き添いで通院する母に付き添いがいる!
父母には迷惑やら心配ばかりかけている私なので、今やらないといつやるの?
と、いうわけで母との通院生活が始まりました。

しかし、しかし、これがまた意外に大変。
大変�
送り迎え。
父の介助や必要なものを調達したり、母の動きに合わせて移動し、買い物やら外出やらをするとほぼ1日仕事。
実家、病院、買い物、母の気分転換ドライブ、実家と私の愛車もフル稼動で家に帰るとぐったり。
大変�
母の話し相手。

83歳の母、しっかりしているようで耳も遠くなり、話もあちこちとんでいく。
母「⚪︎⚪︎さんがイカナゴもってきてくれて」
私「⚪︎⚪︎さんて、北区の?」
母「骨折したんやて」
私「え、骨折!イカナゴ持って来てくれたのに⁈」
母「△ちゃんも大変やわ!」
私「え?△ちゃんて・・・」
話し変わっとんかーい!
みたいな、ツッコミどころ満載。
あとは、日頃の愚痴やら父への愚痴やら人生の愚痴までもう止まりません。
そして、同じ話が繰り返し、繰り返し、繰り返し〜。

最初は、悪い見方を良い見方に変換して母に前向きに考えるように返答していた私。

ある日「良いように見ないと」と言ってみて、それって83年生きてきた母の人生をも否定しかねないんじゃないか?と思いだしたのです。

そうか、私、母の話を聞いてるようで聞いてなかった。
なんとか母を前向きにしようとしてた。
ただただ愚痴を吐き出すことで、母の気はすみ、消化されていくはずなのに。
そして、愚痴は自分の娘だから言えることかもしれないのに。

そう思いなおしてふんふんと母のネガティブな話しを極力「聴く」ことにしました。

夢中で同じ話しを繰り返している母を見ながら、私も小さい頃に父や母に我儘いって困らせたり何時間もの時間を割いてもらったんだろうなと。
ふっと、あとどれぐらい一緒に居られるんだろうなんてことも思います。

子育て中、子どもは出来ることが増えていく。
父と母は老いる中、出来ないことが増えていく。

母が子育てし祖母の世話をし私の番になり・・・順番に巡り巡っていくんだ。

そして、今の私は、時間が許す限りただただ一緒にいるだけ。
病室では、父と母と私の時間がゆっくり流れていきます。
(やりたい事は山積みで、時折イラっとする私ですが^^;)
最近は、父の回復も目に見えて、母の愚痴も少し減ってきたようです。

病院の庭先で満開の時期を終えた桜の花びらが風に寄り添い美しく舞っています。
母が入り口の段差に戸惑い私の手を取ります。
母に手をつないでもらい桜の花舞う動物園の道を歩いた小さな頃にタイムスリップしたようでした。

こんな時間を積み重ねて家族になっていくのかな。

支えてくださる方々にも感謝の気持ちを忘れず父母との時間を大切にしたいと思います。

さて、次は、倉敷の豊田さんです。
どんなバトンか楽しみです。

兵庫県/はせなかりえ 






No. PASS