ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

山登り


こんにちは、川崎在住の杉本です。
海藻さん。ブログ完走、お疲れ様でした!
私もゴールまでもう少し、自分のペースで走り続けたいと思います。

さて先日、学生時代の同級生数名と山に登ってきました。
毎週のように山に登っている「隊長」の号令で、その時に集まれるメンバーで登ります。
山登り経験の少ないメンバーが多いので、初級コースを吟味してくれるのですが、
そうはいってもなかなかハード。岩がゴロゴロしていたり、木の根っこがあちこちに顔を出していると、足をひっかけそうになって危ないし、初級コースとはいえ傾斜が急な所は沢山あって、
「え〜っ、これを登るわけ??」とたじろぐこともしばしば。
しかし、進むしかないのです。戻るのだって大変なんだから・・

私は最近ステッキを購入しました。
手が自由になる方が登りやすいと、最初は使っていなかったのですが、実はこれがとても便利。両手にステッキを持って、バランスを取りながらリズムよく登ると、身体にかかる負担が減ります。
特に大変な下りでは、2本のステッキと自分の体で、三角形の3つの頂点を意識しバランスをとりながら下りると、安定して下りられるそうです。

今回は2つの岳に挑戦しました。
1つ目はまあ体力もあるし、70%くらいの力で登れました。
頂上についてホッとしていたら、隊長が「次はあの山」と指差しました。その指の向こうには、高々とそびえたっている山が見えるではありませんか。
「絶対無理やって・・」と思ったのは私だけではないはず。
小さな子どものように「いやだぁ〜もうおうちに帰りたい!!」と、泣きたいのをこらえました(大袈裟)。
だって進むしかないのですから。
「ホンマに初心者コース?騙されたなぁ〜」とブツブツ言いながら、黙々と登りました。

途中には自生の山つつじが綺麗に咲いていました。シャクナゲも枝から落ちてきそうなくらい満開でした。鶯が鳴いていました。木漏れ日に包まれました。日陰では苔が鮮やかな緑色をしていました。落ち葉した木の葉の香りでしょうか?どこからかいい香りがしました。
傾斜は1つ目の山よりももっとすごかったけど、周りの自然に励まされるように進みました。

そしてやがて「えっ??ここ?」という感じで山頂に到着。あらあら、あんなに大変だと思っていたのに、いつしかたどり着いたんだ。
そこから降りるのはまた一苦労なのですが、無事、入り口まで戻ってきたときは、
「やった〜万歳!」
あ〜、この達成感というか、やりきった感はなんだろう。

今回山登りで体験したことは色々とありました。
バランスをとること。自分の周りに素敵なものが沢山ある事に気付くこと。
目の前のことをコツコツやり続けること。あそこに行くという目標があること。
そしてやりとげた後の何とも言えない清々しい気持ち。

トータル7時間くらいの体験でしたが、自分の人生も、このような事の繰り返しなのかもと思います。
実直に進んでいれば、その時々で手に入れられるものがきっとある。
次の山登りがちょっぴり楽しみになってきました。

お次は群馬のともどんです。よろしくね!

神奈川県/杉本真紀 





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