ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

思春期! ばんざい


こんにちは。
兵庫の はせなかです。

先週のともどんの、「自由な発想の邪魔をしない」。
あぁ、邪魔をしないって大事だなー、受け取る、見守る大事だなーとしみじみ思いました。

さて、最近、私のまわりは思春期な人達がいっぱいです。
4月から始まったある中学校でのコミュニケーションの授業。
3年生、2年生の男女合わせて13人。
決して多い人数でもなく、しかも選択授業なので、
きっとそのうち和気あいあいな感じで遊べるかなーと思いきや。

まず、ぶち当たったのは、男女の間の見えない分厚い壁。とにかく、男女が混ざらない。
想定していたけれど想定以上に混ざらない。
コミュニケーションのワークをするときは、数人のグループになったり、二人一組になったりするのだけど、男子は男子、女子は女子と見事にまっぷたつ。
「男女混合にはこだわらないけれど男女混ざると価値観の違うアイデアが混ざって面白いよー」と言ってみる。

しかし、空気すら動かない感じ。あらら。
それでもあきらめずに男女ペアにしてみると、あきらかに嫌がるペアが一組。でも私はもう一息とばかりにペアワークを続けました。

ワークが終わり「どうだった?」と問いかけると、そのペアの女子はまったく一緒にやる気がなかった男子に怒りを感じていたようで、その感情を言葉にしてぶつけ始めたのです。

男子はたじたじ。

実際、男子は側で見ていても心ここにあらずな状態だったので、
そのことも話しつつ落ち着かせようといろいろ試みるも、女子の怒りはおさまらない。

このままだと平行線だから違うことやろう〜と少し方向転換するも、なんとも気不味い雰囲気。

あぁー! やってしまった? 私のプログラム選択ミス?
いや、嫌がってたのはわかってたのにそのままペアで続けさせてしまった私の判断ミスだー。
ごめん、ごめん、ごめんなさい〜!

「みんなで遊んで笑い合うって楽しいかも」って思ってもらえたら嬉しいなーと少し背中を押すつもりが、私の独りよがりな背中の押し方になってしまっていたのです。
男女が混ざると絶対楽しいよ、新たな発見があるから混ざりなさいとばかりに、私の枠にはめようとしてしまっていたのです。

その日の授業後に生徒が書いてくれた”振り返りシート”には、彼等なりの素直な感想が書かれていました。
怒っていた女子は、「まだ怒っているけどみんなと遊ぶのは楽しかった。」
相手の男子は「僕も腹が立ってきたけど次は楽しくしたい。今日は気まずかった〜」
他のみんなも「信頼するって大事だなー」とか。なかには私を気遣う言葉もありました。
彼等は彼等なりに身体と心でいろいろと感じていてくれているのだなーと思いました。

彼等に任せてみること。
そして、ただ彼等に寄り添うこと。
きっとこれが大切なんだ。
改めて私はそう感じました。

この日以降の彼らの授業は、
男女、微妙な距離感がありつつも、全員、元気な笑顔を見せてくれています。
私との会話も増えてきたように思います。

私は、思春期な彼等との時間に一喜一憂しつつ、焦らず焦らず寄り添いつづけています。
幸せな私達の貴重な時間(笑)です。
前期は、あと一日。
彼等との時間をいっぱい楽しもう〜と思います。

次は倉敷の豊田さんにバトンを渡します。
どんなお話か楽しみです。

兵庫県/はせなかりえ 






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