ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

子ども思春期にて、母、腹をくくる!


夏バテ知らずのともどん。
身体によいお料理をつくってくださる奥様の存在の大切さがじわじわ伝わります。
明石のはせなかりえです。
私の夏は演劇一色です(笑)。

さて今回は、思春期だったころの息子のお話です。
思春期真っ盛りの中3だった息子、中2の後半からときどき学校をお休みしておりました。
仕事に出ていた私はよく学校から「息子さんが学校に来てません」と先生に呼び出され、その都度、年休をとって自宅に速攻帰り、先生が息子を車でお迎えに来てくださるのを見届け、仕事に戻るということをしていました。
とにかく、息子に呼ばれることを最優先です。(実際は先生に呼ばれるのですが)
先生が来られるまでは、学校に行かないと部屋に篭ろうとする彼の腕をつかみ
「学校行きなさい!」「いかへん!離せ!」「お母さん絶対、離せへんで!」
などという会話が日々繰り広げられます。いわゆる、修羅場というやつです(笑)。
そして、中学3年生ということもあり受験も目の前に迫っていました。
案の定、彼は親子面談で登校日数がギリギリで高校受験もままならないかもと先生に宣言されました。
しかし、彼は高校に行きたいという意思はあるようでした。

私「高校には行きたいの?」
息子(うなずく)
先生「この登校日数で高校受験となると公立は難くなるかもです」
息子「・・・・」
私「どうやら、高校には行きたいようなので、登校日数が少なくても受け入れてくれる県外の全寮制の私立の高校でいいと思っています」
先生「え、そこまでお考えですか」
私「はい」
先生もですが息子が一番びっくりしたようでした。
彼の中では、県外の私立の全寮制は想定外だったようです。
私だって心配だけど、この登校日数で高校行きたいってそれしかない!と思っていたのです。
これ、ほっとくと全寮制に行かされると感じたのか。
息子「近くの公立高校に行きたい」
とボソッとつぶやきました。

先生 「うーん。難しいかもです」
息子「公立高校、受けたいです」
先生「うーん。今後の出席と成績ではなんとか・・・」
先生、渋いお顔。

長い面談の後、家に帰り、登校日数についてと息子に全寮制の学校はどうかともう一度話しましたが、彼はどうしても近くの公立を受けると言い張りました。
私「これから、欠席は絶対出来ないし勉強もして少しでも成績伸ばさないとあかんよ。わかってる?」
息子「わかってる」

そこからの彼は、学校を一日も休むこともなかったと思います。自分なりにヤバイ!事にやっと気付いてくれたようで、勉強も頑張っていました。

そして、数ヶ月後に晴れて公立を受験できることが決まりました。

3月中旬に公立高校の受験を無事にすませ、合格発表の日、多少緊張する息子を車に乗せ、一緒に合格者の番号を確認しに行きました。
私は、きっと合格すると確信していました。なんとなく晴れやかな彼の表情がそう思わせてくれたのです。そして思った通り、息子は無事に希望の高校に合格することができました。

子育ては、親も腹をくくらなきゃ!
当法人代表の菅原裕子がハートフルコーチ養成講座で口にした言葉を思いだします。

私の腹のくくり方は、わりと冷静に自分なりに息子に振り回されるわけではなく彼の言動を受け取り続け、息子が私を試している時は、真剣に何を置いても彼と向き合うことを第一にしたこと。
息子を心から信頼して彼に任せたこと。この先どうなろうと絶対息子を離さないしとことん付き合うぞという覚悟ができていたこと。いつだって、なんだって受け取るで! さぁ、来い! という感じです。

実は、こんな風に腹をくくれたのは、絶対に息子にはこれが必要!とピンッときたから。迷わず自分の直感を信じ、母の直感は正しい!と私が信念をもっていたからではないかと思います。

頭で考えすぎずに心と心でぶつかり合うことで、息子とハートフルコミュニケーションできていたのかな。

今、息子は大学生。
ふっとあんな事あったなーなどと笑って話せるようになりました。
訳あって離れて暮らしているのでなかなか連絡もくれませんが私は彼が一番の宝物だと思っているし、彼も多分そう思っている私に気付いていることでしょう。(嫌がられてるかも。笑)

さて、次は倉敷の豊田さんです。
バトン、はい!

兵庫県/はせなかりえ 






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